ゆうあ さんの作品

危険な快楽4



朝、心は目を覚ます。だが、あまり良い目覚めではなかった。
昨日、あんな事があったのだから。
ろくに受験勉強もせず、明日のことばかり考えていたのだ。
もしも昨日の事がみんなに知られたら・・・。
不安でたまらない。
心のプライドはズタズタに傷つけられた。
身支度を整え、玄関を出た。
外は曇り空で、今にも雨がふりそうだった。
心はかさを持った。
スクールゾーンを一人とぼとぼ歩いていると、後ろから聞き慣れた笑い声が聞こえた。
心は一瞬ヒヤリとした。そう、みゆだ。
ピンクで、白いフリルのついたワンピースを着て、髪は上で二つにくくってあり、
髪にパーマがかけてあり、ゆらゆら揺れている。
白いリボン。靴下もお嬢様風のフリフリの靴下。
みゆ「おはよう、変態ちゃん。今日の私は超ごきげん♪だってあなたのあの姿を
みんなに見せられるんだもの。うふふ♪」
みゆは嬉しそうにポケットから携帯を取り出した。何を見せるかすぐ分かった。
心「お願いみゆ!みせないで!昨日私、あんな恥ずかしい事したのに・・・!」
みゆ「何いってるの?心と約束をした事はしたわ。
それは事実。でも、本当は私の心の中では約束してないもの。」
心「そんな・・・。じゃぁ、結局約束なんてしてないって事?」
みゆ「そういう事。」
心「そんなのダメ!認めないわ!貸しなさいよ!」
みゆ「やめて!返せ!」
私は堪忍袋の尾が切れた。とにかく見せまい、という思いでみゆから携帯を取り上げようとした。
お互い顔を真っ赤にして携帯を取り合う。
が、みゆの力に負け、みゆは真っ先に学校の方へ走った。
ここから学校まで10メートルも距離がない。
みゆは本気で走る。心も必死におう。
ランドセルが激しく上下に揺れる。
心は校門の当たりでみゆに追いついた。
他の生徒がこっちをじろじろ見てくる。
と、そこへ、カンナと可奈子がやって来た。
二人はみゆのピンチを感じ、真っ先にこっちへ来た。
カンナ「ちょっと!みゆに何て事すんのよ!」
可奈子「この馬鹿!生意気しやがって!先生!こっちに来て下さい!心が変な事してまーす!」
可奈子が大声で、教頭先生を呼んだ。
その声に反応して、すぐに先生が駆けつけて来た。
教頭「どうした!」。


メニューへ 妄想小説へ 次へ進む

動画 アダルト動画 ライブチャット