ゆうあ さんの作品

マイと心



放課後。相変わらず降りつずく雨に打たれながらトボトボとマイは歩いていた。
傘はみゆ達に取り上げられてしまった。
雨の雫と共にマイの涙が流れ、雨の雫と共に消えていった。
今日、マイは皆の前で最悪な醜態を見られてしまった。
イッてしまったあの後、マイは早引きした。
肛門に入れられたバイブは恵にはがされた。
絶望しているマイに恵は言った。
「さっきは恥ずかしい所を見られちゃったねぇ。でも私を恨むなよぉ?イッたあんたが悪いんだから。」
その言葉にみゆ達はクスクスと笑った。
「明日は今日より酷い事をしてやるよ。楽しみにしてな。」
「はい・・・。」
その言葉を最後に傘を取り上げられ、マイは早引きさせられた。
いじめられて一日目ですっかり精神の参ったマイは明日の事を考えるのが精一杯だった。
明日学校を休もうかとも考えたが、そんな事出来る訳がない。もっといじめられる。
精神的にくたくたで、歩く事が疲れたマイは、途中でべったりと、通学路の途中で座り込んだ。
ざぁざぁ降りの雨はマイの心を写しているようだった。
大雨がマイの体を強く叩きつける。
溢れる涙が止まらない。マイは道の真ん中で顔をくしゃくしゃにして泣いた。
鼻水と涙で顔がべとべとになる。
赤ちゃんのように泣きじゃくるマイに、通りすぎる大人達は軽蔑の目でマイをチラリと見ると、
すぐに視線をそらした。

一通り泣き終えたマイはほんの少しスッキリした気がした。
ぼうっとうつろな目で、雨をじいっと眺めていた。
相変わらず座り込んでいる。
「傘、さしなさいよ。風ひくよ。」
後ろから聞き覚えのある声がした。マイは驚いて振り向く。
心だった。
「早引きしたんだね?私もだよ。学校に居るのが面倒になったんだ。」
心はすっとマイに傘をさしかけた。
唖然とするマイに心は話をつずけた。
「私もさぁ、大塚さんみたいにいじめられてるんだ。あいつらに。」
えっ?急にいじめの話?と思ったが、黙って話を聞いた。
「ムカツクよね、あいつら。私はあいつらに何も悪いことしてないのに・・・。」
そういって心は怒りでちょっぴり顔を歪めた。
その言葉を聞いて、やっとマイは口を開いた。
「私もだよ。ちょっと変なとこあいつらに見られたら次の日いじめられたんだ。小泉さんみたいに。」
「変なとこ・・・?」
心は聞き返した。
「いや、何でもないの。」
マイはオナニーの事を知られまいと、話をそらした。
「それより、何で小泉さんをいじめるんだろ、あいつら。
きっと小泉さんが頭良くて、運動も出来て、可愛くてモテるのを妬んでるだけだよ、きっと。」
そこまで言ってマイはハッとした。
「アハハ、褒めすぎたね。」
マイは顔が赤くなる。こんなにペラペラ喋っちゃう何て・・・。恥ずかしかった。
「あはは、褒めすぎ褒めすぎ」
心がクスッと微笑んだ。まるで天使のようだった。
マイは何だか嬉しくなった。
心と意外に気が合って。
それと同時に不思議だと思った。
今まであまり喋った事のない心とまるで親友のように話してる。
それから二人でいろいろ雑談した。
もうすぐある修学旅行、授業の事、国語のムカツク先生の事・・・。
本当にいろいろ喋った。
久しぶりに、マイと心の心に、温かい風が吹いた。本当に楽しいのだ。心と居ると。
雑談し終えた後、急に話題がなくなった。しんと空気が静かになった。
「ねぇ、見てこれ。」
心が言った。それと同時にスカートの中に手を入れ、スルスルとパンツを下ろした。
「わっ、わっ、ダメだよ!こんな所で!何してんの!?」
マイが必死に止めるのも気にせず、スカートをピラッと捲くった。
「もぉ!何してんのよ!通学路のド真ん中で・・・。!?」
マイは言葉を失った。
心の陰毛一つ生えてない性器に、黒マジックで落書きがしてあった。
死ね、カス、ぶりっ子、ばーか、ヤリマン女、地獄へ落ちろ・・・。
他にもいっぱい、ひどい事が書いてあった。
「これ・・・。もしかして・・・。」
マイは恐る恐る尋ねた。
「そうよ。」
心はパンツを履き、スカートを元に戻した。
「あいつらに書かれたのよ。」
「ひどい!こんな事!」
マイは怒りで体が震えた。
「大塚さんも今日これより酷いことされたじゃない。
それに、こんなのまだ序の口で、もっとひどいことするわよ。あいつら。」
「うん、そうなの。私明日もっと酷いことされるの・・・。」
マイは言った。
「・・・大塚さん、今日私の家来ない?」
「ええっ!?いいの?」
マイは喜んだもっと心と一緒に居たかったのだ。

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