ゾロさんの作品

セブンティーン

<3>

 絵里は、散々おもちゃにされて、許されたのは、暗くなってからだった。
 美咲は、約束通り、下着と洋服を貸してくれた。サイズも問題なかった。
 絵里は、どんな服を着せられるのかと、戦々恐々だったが、意外とすんなり普通の洋服を貸してくれた。

 とぼとぼと家に帰り着き、すぐに自分の部屋に引きこもり、今日一日のことを思い出した。
また、涙があふれて来る。
 あんなに、めちゃくちゃにいじめられたのに、誰も気がつかない。
 顔も、散々ビンタされたが、目だった外傷はない。泣き通しだったので、
目が少し腫れているのが、わかる程度だ。
 服を着たら見えない部分、腹の鳩尾は、今も痛い。蹴られたわき腹のあざも痛々しい。
お仕置きで叩かれた尻は、まだ赤い。
 対外的には、わからないように肉体的にも、精神的にもぼろぼろにされている。

 これから、どうしよう。このままじゃ、あの子にぼろ雑巾のようにされてしまう。
 このまま、ずっと、あの子の奴隷でいるのは、いや!絶対にいや!
 そうだ、好美に聞いてみよう。あの好美なら、良い考えがあるかもしれない。
 好美は、S女では、誰も逆らえない不良娘である。絵里は、特別待遇で対等に話が出来る。
校内で絵里に危害を加える生徒は、皆無なので、普段は、
好美に頼る必要はないのだが、今回は、特別だ。

 週が明けて、絵里は、一縷の望みを抱いて、登校した。
 また、例によって、取り巻きが寄ってきて、あれこれ絵里の世話をする。
「今日は、いいわ。ありがとう。」
 絵里は、鞄持ちを制して、一人で歩いて行った。
 その時、普段と違う視線を感じた。でも、気のせいだろうと、好美のもとへ急いだ。
「ねえ、好美〜!」
「おう、絵里。めずらしいじゃん。」
「ちょっと、いい?」
「どうしたんだ?いいけど。」
「あのね、谷口美咲って子知ってる?」
「谷口美咲?・・・え?もしかして、V女の?あれ?中等部じゃなかったっけ?」
「え?知ってんの?」
「知ってるよ。それより、絵里、知ってんの?」
「ううん、友達が怖い目に会ったって・・・」
「そんなんだ。あの子には、かかわらない方がいいよ。あの子、V女のウラ番なんだよ。
高等部も誰も逆らわないよ。あの子、表には出ないんだけど、知ってる子は、知ってて、絶対逆らわない。
私なんかも、道端で見かけたら、逃げるよ。
何のはずみで。ひどい目に会うかわかんないから。」
「ひどい目って、どんな?」
「う〜ん、たとえばね、誰もいないとこ連れて行かれて、ぼこぼこにされて、裸にされて
土下座で謝らせるのは、普通だね。
同級生とか、後輩にはやんないみたいだけど、高等部なんかは、10人以上やられてんじゃないの?
女先生も裸にされて、わんわん泣かされてたみたいよ。」
「そうなんだ。怖いね。」
「怖いってもんじゃないよ。その友達、かわいそうだけど、絶対、かかわりになっちゃだめだよ。」
「わかった、ありがと。」
 絵里は、めまいがしそうになった。目の前真っ暗になってしまった。
 なんなら、好美やその仲間に美咲をしめてもらおうと思っていたが、一縷の望みが、
音を立てて崩れていった。
 絶望的な気持ちで、方を落として歩いている時、
「絵里先輩!」
「え?あ、何?」
<また、ファンレター?それどころじゃないんだから。>
「あの、ちょっと、いいですか?」
「何?今忙しいんだけど。」
「美咲様からの伝言です。」
 ドキ!!!
 思考回路がぶっ飛んでしまった。
「え?今、何て言った?」
「美咲様からの伝言です。」
「え?あなた、あ!!!!あ、綾香ちゃん?」
「あ、写真見たんですか?はずかしい。」
「あ、美咲さん、なんだって?」
「ここじゃ、まずいですから、昼休みに体育倉庫に来てもらえますか?」
「ええ、わかったわ。」
「じゃ、その時」
 綾香を見送りながら、心臓が口から出そうなほど、動悸が激しくなった。

 絵里は、授業も上の空で、美咲のことばかり考えていた。伝言って何だろう?何かされるんだろうか?
 絵里は、学年でもトップクラスの成績だったが、この日に限っては、先生に指されても、
しどろもどろで、解答になっていなかった。

 昼休みのチャイムが鳴る。
 いつものように、取り巻きが、食事を届ける。
売店で調達したり、手作りの弁当を持ってきたりと、頼みもしないのに、豪華な食事が並ぶ。
<今日は、食欲全然ないよ。こんなことしてる場合じゃないんだよ。>
「ごめんね、今日は、食欲ないの。持って帰ってくれる?いつもありがとね。」
「あ、そうですか、体調が悪いのですか?気をつけてくださいね。」
 取り巻きは、さっさと、食事を片付けて、去って行った。
<早く、いかなくちゃ。>

 絵里は、体育倉庫へ急いだ。
 綾香が待っていた。
「遅いです。先輩!」
「ごめんなさい、ちょっとね。」
「取り巻きが、食事運んできたから?」
「あ、うん、今日は、断ったけどね。」
「私も、取り巻きの一人って知ってました?」
「え、綾香ちゃんが?」
「どうせ、絵里先輩からすると、取り巻きの一人だったんでしょうね。」
「ごめんなさい、そういうつもりじゃ・・・」
「私、先輩のことあこがれてたんです。でも、今日から、私。」
「今日から?」
「美咲様から聞いてない?奴隷の後輩を調教してくれってたのまれたの。」
「あ、あのこと・・・・」
 絵里は、軽いめまいを感じた。
「絵里先輩?今日から、私が絵里先輩のこと、調教するの。憧れの絵里先輩をこの私が、
調教するの。わかります?外に見えるとこ意外は、ぼこぼこにしていいって言われました。
聞き訳が悪いと、お仕置きしてもいいって言われました。」
「そんな・・・」
「絵里先輩?今度から、私と二人の時は、口のきき方気をつけてね。私のことは、何て呼ぶ?
綾香ちゃん?そんなわけないわよね。綾香様っていうのよ。わかった?」
「・・・・・」
「わかったら、返事しなさい!」
「あ、はい」
<この子にまで、いじめられるの?>
「先輩、今まで散々、私のこと無視してくれたわね。」
「え?そんなつもりじゃなかったです。」
 ぱちん!
<ああ、この子にビンタ張られた。>
「私が、靴を履かせてあげても、当然のように無視して、私の顔さえ覚えてなかった。」
「ああ、ごめんなさい。すみません。謝ります。」
 ぱちん!
「ああ・・・綾香様、今まですみませんでした。ゆるしてください。」
「だめよ。許さない。ひいひい泣いて、私に許しを請うても許さない。」
「許してください。綾香様。」
 絵里は、もう泣いていた。屈辱でもう耐えられない域に達していた。美咲が怖いばっかりに、
こんな1年にまで、いじめられて、悲しくてやりきれない。
「これからは、学校内では、勝手にトイレ行っちゃあだめですからね。行きたくなったら、
1年の教室にきて、私に頼むのよ。私が連れて行ってあげるから。」
「え?いやよ。それは、許して!」
 ぱちん!ぱちん!
「何、口答えしてんの?自分の立場わかってます?ばかじゃないの?ええ?」
「はい、わかりました〜、ああ・・・」
 綾香は、胸が張り裂けんばかりの興奮と喜びを感じていた。
あの、憧れの絵里先輩が自分の思うままにできる。
雲の上の存在の大好きな絵里先輩を這い蹲らせることができる。
 150pそこそこの綾香は、絵里を跪かせて、見下ろした。
 綾香は、絵里の顔を両手で挟んで、唇を貪った。
「む、うう、いや!」
「なに、逆らってんの!」
「あ、ごめんなさい。でも、女の子同士で・・・」
「あれ?美咲様の口移しジュースとか、美咲さんの噛んだピザは美味しそうに食べたくせに。
私のキスはいやなの?私なんか、眼中にないんだ。」
「え?いや、そんなことないです。」
「じゃあ、じっとしてて。」
「ん、ん、んんん」
 綾香は、有頂天で、夢に見た絵里の唇を独り占めにして、舌を差し入れて、唾液を送り込んだ。
目を閉じて、苦しそうに綾香の唾液を飲み込む絵里の顔を見ながら、めまいがしそうなくらい、興奮した。
「先輩?たっぷり調教してあげるね。」
 綾香は、絵里の顔を両手で挟んで、不敵な笑みで言った。
「ああ、いや〜〜〜!うっうっ」
 絵里は、綾香に顔を挟まれたまま、子供のように泣きべそをかいた。
「先輩、泣かないの!私があこがれてた先輩のきれいな顔が台無しじゃない。
はい、立って、ここに、そう。」
 綾香は、絵里の上半身を跳び箱にうつぶせに寝かせて、尻を突き出させた。
間髪いれずに絵里のスカートをめくり上げて、パンティーを膝まで下ろした。
「きゃ!いや!」
「動かないの!」
 ぱち!
 絵里は、綾香にお尻を叩かれて、屈辱に震えている。
「先輩のお尻、想像してた以上にきれいね。私、うれしい。憧れの先輩のお尻に触ることができるなんて、
一生無理だと思ってた。
美咲様の奴隷になったおかげで、先輩を調教できるなんて、・・・もし、私が先輩より後に奴隷になって、
先輩に調教されるとしても、うれしい。」
 綾香は、絵里のむき出しのお尻を撫でながら、一人高ぶり、饒舌になった。
「先輩のかわいいお尻の穴が見える。」
「あ、見ないで。」
「ねえ、先輩、先輩のお尻の穴、美咲様の他に誰に見せたことある?」
「え?ありません。」
「じゃ、私が2番目?うれしい〜」
 綾香は、心底うれしそうに絵里の尻肉を開いて、絵里の尻の穴をしげしげと見つめた。
「ねえ、先輩、先輩のお尻の穴からうんちでるの?」
<あたりまえじゃない!>
「はい、でます。」
「へ〜、そうなんだ。先輩でもうんちするんだ〜。しんじらんない〜」
<何、訳わかんないこと言ってんのよ〜、はずかしいよ〜>
「あ、もうこんな時間、昼休み終わっちゃうよ。じゃ、先輩、放課後、私のとこ来てね。
今日は、私の家で第一回調教だからね。」
「あ、はい」
<ああ、この子に調教されるんだ。目の前真っ暗だよ。>
「先輩、いつまでお尻丸出ししてんの。パンツ履いていいですよ。ん?もっと見て欲しいの?(笑)」
「あ、いえ。」
 絵里は、顔を真っ赤にしながら、パンティを上げてスカートを下ろした。
「じゃ、放課後、ちゃんと来るのよ。私の命令は、美咲様の命令と同じよ。わかった?」
「はい、わかりました。」
「じゃ、先輩、キスして。」
 逆らっても何の徳にもならないことを散々学習した絵里は、小柄な綾香に合わせて、
上体を折り曲げて唇を合わせた。強い力で舌を吸われても耐えた。
 ようやく、開放された絵里は、少しよろけながら教室へ戻った。

 当然のように、午後の授業は、上の空、と言うか、茫然自失、あっという間に終了のチャイムで、
我に返った。
 我に返ったら返ったで、綾香のことを思い出して、憂鬱の極限。
<ああ、もう最悪。何がなんだかわかんない!綾香様のところに行かなきゃ。>


つづく

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