ゾロさんの作品

セブンティーン


<8>

 絵里は、心の底から、美咲のことを好きになっていた。
 美咲に、可愛がられている時間は、安らげる。
 美咲に気に入られさえすれば、痛い目にも、怖い目にも遭わない。

 その裏返しに、綾香と二人っきりになるのは、怖かった。
 綾香は、何をするかわからない。
 自分を慕っているのは、実感するが、同時に、美咲や香に対する嫉妬心も尋常ではなく、
常軌を逸した行動に出ることがあるので、怖い存在である。
 綾香のことも好きになってしまえば、楽なのかもしれないが、どうも好きになれない。
 尊敬できるところがない。
 自分勝手で、目先の欲望を満たすだけの行動が鼻につく。
 後輩奴隷として、散々いじめられているので、2つ下という感覚は薄れて来ているが、
できれば、接触したくない存在になりつつある。

 3つ年下の美咲に、裸にされて、ビンタされても、当然だと思うようになってきた。
 普通に考えたら、とんでもない話だけど、美咲は、自分よりずっと立派な、偉い人なんだと思ってしまう。
 美咲に、恥ずかしいことされて、泣かされても、年下に泣かされる惨めさではなく、
お姉さまにお仕置きを受けている感覚なので、素直に泣くことができる。
 泣かされた後、やさしくしてくれるので、益々美咲のことが好きになってしまう。
 頭や、頬を撫でて、優しい言葉をかけてくれる。
 泣きはらした自分の顔をやさしく包んでキスしてくれる。

 しかし、世の中、そんなに巧く行かない。
 絵里は、放課後、綾香の部屋へ呼び出された。
 しかも、綾香の友達の裕子もいる。
 絵里は、二人の前で裸になるように命令された。
 綾香の友達も、当然、絵里のファンだったので、絵里が裸になる光景を目の前にして、目が点になっていた。
「ねえ、なんで絵里先輩が綾香の言うこと聞くの?」
「絵里先輩はねえ、私の奴隷なの!」
「うっそ〜〜〜!信じらんない〜〜〜!」
「だって、絵里、脱いだじゃん。」
「そうだけど・・・うぁあ、絵里先輩ってやっぱり、きれい!」
「絵里!座れ!」
「・・・はい・・・」
 絵里は、二人の前に裸で正座した。
「うわぁ、絵里先輩!きれいですぅ。うわあ、うわあ、すごい!」
「裕子、絵里先輩に何かして欲しいことある?」
「え?あ、うん、か〜、恥ずかしい〜、でも言っちゃう。絵里先輩とキスしたい!」
「ははは・・・いいよ。キスしてもいいよ。」
「ほんと?」
「ほら、絵里、裕子がキスして欲しいってさ。」
「あ、はい」
 裕子は、ベッドから降りて、絵里の前にしゃがんで、顔を両手で挟んだ。
 裕子の手は、震えている。
 絵里の顔を上向かせて、唇をあわせた。
 裕子は、舌を入れて、絵里の口の中をかき回した。
 絵里に舌を出させて、思いに任せて舌を吸った。
 絵里の唾液を全部吸い取ってしまう勢いだ。
「ちょっと、裕子、いつまでやってんのよ〜!」
「ぶはっ、あ、だって、絵里先輩、おいしいんだもん〜(笑)」

「裕子、今度は、足舐めてもらったら?」
「ええ〜?絵里先輩、足舐めてくれるんですか〜?」
「・・・・・」
「絵里!お返事は?」
「・・・あ、はい・・・」
「すご〜〜い、舐めて?舐めて?絵里先輩、舐めて?」
 絵里は、初めて会う後輩の足を舐めさせられて、屈辱に震えていた。
「きゃははは・・・絵里先輩、かわいい〜!ね、こっちもなめて?」
「ねえ、裕子。これ、秘密よ。他の人にいわないでよ。」
「わかってるって、こんな楽しいこと、人に教えるわけないじゃん。」

 その後も、この二人の絵里に対する陵辱は、続いた。
 お座り、ちんちんは普通にやらされた。
 武富士のダンスをやらされて、「違うぞ〜」ってばかにされた。
 当然、オナニーもやらされた。
 泣き出した絵里の顔を裕子が両手で挟んで、しげしげと見た。
「絵里先輩も泣くんだ。絵里先輩って、こんな顔で泣くんだ。泣き顔は普通だね。」
 さらに、絵里に追い討ちをかける。
 裕子は、絵里の肛門にシャープペンシルや、ボールペンをつっこんで、楽しんだ。
「何本くらい入るのかなあ?」
 無邪気に絵里の体をもてあぞぶ裕子に、さすがの綾香も、ブレーキをかけた。
「裕子、もういい加減にしなよ。やりすぎだよ。」
「え?ああ、そっか。・・・絵里先輩、あ、ごめ〜ん」
「ねえ、本当にないしょだからね。絶対言っちゃだめだよ。」
「ははは、わかってるって。」

 あくる日、放課後、美咲からメールが入った。
「新しい奴隷を紹介するから、来るように。美咲」
 程なく、綾香からメールが入った。
「美咲様からのメールは見たよね?一緒に行くから、すぐおいで。綾香」
 絵里は、1年生の教室へ急いだ。
 1年生の教室の前の廊下で裕子に会った。
 絵里は、どういう態度を取ったらいいかわからず、直立不動の姿勢になった。
 裕子は、絵里に気がつかない様子で、絵里の横を素通りして行った。
 絵里は、ほっとすると共に、後輩に対して卑屈になる自分がいやになった。
 綾香の教室に着くと、綾香にねちねちと、来るのが遅いとか、態度がでかいとか、説教された。
 他の1年生の視線が痛い。
 散々綾香に叱られた後、美咲の部屋へ急いだ。

 美咲の部屋へ入ると、リビングに見知らぬ女性が裸で正座していた。
 その女性は、泣きはらした顔を恐怖に引きつらせて、ソファーに座る美咲を見ていた。
「新しい、奴隷だよ。お前らの後輩奴隷だよ。」
 美咲は、綾香と絵里にソファーに座ることを許した。
 綾香と絵里は、初めて座る美咲の部屋のソファーに感激した。
 目の前には、誰だかわからないが、後輩奴隷が、裸で座っている。
 気分は、悪いはずはなかった。
「こいつ、通りで私にぶつかっておいて、私に因縁つけたんだよ。
そんで、私のこと、トイレに連れ込んで脅すんだよ。
有り金全部出せってね。ばかだよね〜?絵里は、よくわかるよね?」
「はい、よくわかります。」
「そうだよね〜?」

「お嬢ちゃん、生意気なんだよ。V女だったら、金持ってんだろ。出してみな。」
 テナントビルのトイレの箱の中で凄む麻美。
「許してください、おねえさん。」
「うっせえんだよ!人にぶつかっといて、しかとすんじゃねえよ。」
「だって、あれは、おねえさんがぶつかってきたんじゃあ・・・」
「うっせえんだよ!慰謝料出せよ!こら!」
 麻美は、美咲の髪の毛を掴んで振り回す。
 麻美の残像の中に、美咲の口元が笑っているのが見えた。
 麻美は、一瞬ぞっとしたが、気のせいだと思って、美咲の顔を上向かせて、凄んだ。
 その瞬間、目の前が、真っ白になった。
 次に、女学生のローファーが見えた。
 体が動かない。口の中が苦くなった。
 トイレの箱の中で膝まづいている自分に気づいた。
 目の前の女の子に髪を掴まれている。
 涙でぼやける目の前にさっきまで脅していた女の子の顔が見える。
「慰謝料だすんですか〜?」
「・・・・・」
 ぱち〜ん!
 左の頬がひりひりした。
「おねえさん、死にたい?」
「ひいっ、いえ、すみません!」
 麻美は、ついさっきの恐怖を思い出した。

「おい!麻美!自己紹介しろ!先輩奴隷だよ!」
「・・・はい・・・」
「さっさとしろよ!お前、また、痛い目に遭いたいのか?」
「あ、いえ、許して!・・・林麻美です。21歳OLです。よろしくお願いします。」
 泣きはらしているが、男好きのする可愛らしい顔をしている。
 156pで中肉、でも、おっぱいは、大きい。
 男に媚びることには、かなり長けたタイプだ。
 例によって、美咲にぼこぼこにされて、裸にされて、泣いて侘びを入れさせられた口である。
 絵里は、自分もこの女のように、年下の女の子に服従させられて、間抜けな顔で泣かされたのかと思うと、
恥ずかしくなった。
 この女は、21歳ということは、7歳も年下の女の子に裸にされて、泣かされているのだ。
 屈辱も相当なものだろうと、同情する。
 でも、この女の顔を見ていると、いじめたくなって来る。
「麻美に何やらせたい?」
 美咲は、両サイドに座った、綾香と絵里を交互に見て、聞いた。
「とりあえず、オナニーでしょう。」
 綾香が、即座に答えた。
「綾香も、月並みだねえ。でも、いいか。」
「おい、麻美!先輩奴隷がオナニーしろってさ。」
「・・・はい・・・します・・・」
 この部屋の中で一番年上の麻美が強制されて、オナニーを始める。
 くちゅくちゅといやらしい音がしだした。
「あ、あ、あ、・・・」
「こっち、見ろよ。私の目を見てオナってみろよ!」
 綾香が、年上の女を挑発する。
 麻美は、涙を流しながら、綾香に挑戦的な目を向けて、オナニーを続ける。
 綾香は、その目が気に入らなかったようで、麻美の髪の毛を掴んで、強烈な往復ビンタをお見舞いした。
「こら!先輩に対して、その目は何だ!」
「ひっ!すみません!許して!」
 よほど、美咲から受けたダメージが強いと見えて、下っ端の綾香に対しても従順である。
「ほら、指入れてみろよ!」
 綾香が、年上の女を弄る。
 麻美も恐怖で従順に人差し指と中指を自分の穴に出し入れしてみせる。
「はあ〜〜、あ、あ、あ、あ、・・・」
 絵里は、大人のあそこを始めて見た。
 自分のあそこと形が違うのが一目でわかった。
「いくまでやれよ!」
「はい」
 綾香が、なおも追い討ちをかける。
 やがて、麻美は、涙に頬を濡らしながら、荒い息を吐きながら果てた。
 肉感的な白い麻美の腹が波打っている。

「もう、行っちゃったの?麻美?」
 綾香が、オナニーの余韻に浸っている麻美の下のヘアを踏みつけた。
「ああ、はい・・・いや!」
「なにがいやだ!オナニー見てやったんだから、お礼を言えよ!お礼を!」
「・・・・・」
「こいつむかつく!」
 綾香は、麻美の両足を掴むと、股間を踏みつけて振動させた。
 電気あんまの刑だ、と言いながら、綾香の顔が生き生きしている。
 絵里は、綾香のこういう残忍なところが好きになれない。
 どうして、こんな仕打ちができるのだろう?
 6歳も年上の大人の女性に、それも、もう抵抗の意思はないのに、やられる方の気持ち
を考えると、絵里には到底できないと思った。
「ああああああああああああああああ・・・許して〜〜〜〜〜!」
 泣き叫ぶ麻美に容赦なく電気あんまの刑は続く。
「もういい!」
 美咲が、綾香を止めた。
 電気あんまの刑から開放された麻美は、体を縮ませて震えながら泣いている。
 絵里は、このおねえさんみたいに自分も惨めにプライドを叩き壊されたことが、
遠い昔のことのように感じられる。
 それにしても、麻美の姿は惨めだ。


つづく

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