ゾロさんの作品

さえの悦び


 さえは、街を歩きながら、いつものように妄想していた。
 すれ違う見知らぬ人に声を掛けたい願望を抑えている。
 もともと内気なさえには、知らない人に声を掛けられるわけもなく、心の中で、叫ぶのが精一杯である。
「私をいじめてください。」
「私に恥ずかしいこと、させてください。」

 時々、あるウェブサイトのチャットでいじめてもらっているのだが、もっと強い刺激が欲しいと思っている。

 ベンチで談笑する女子高生のグループがいる。
 さえは、立ち止まってその様子を見ていた。
 行儀の悪い女の子達が、パンツ丸見えで座っているのを見ただけで、濡れてしまう。
 あのルーズソックスの足で蹴ってもらいたい。
 あのパンティを舐めさせられたい。
 あの手でビンタしてもらいたい。
 あの口から出た唾を飲ませてもらいたい。
 ・・・・・
 オナニーしたい気持ちになって、うっとりしていると、女子高生達もそんなさえに気づいたみたいで、
「おい!何、じろじろ見てんだ。こら!」
「あ、いえ、ごめんなさい。」
 さえは、あわてて、今来た方角に走り出した。

 どしんっ!

「あ、痛い。」
 目の前に少女が倒れていた。
 中学生くらいだろうか。さえより、少し小さな体が尻餅をついている。
 ぶつかって、この少女を倒してしまったのだ。
「ごめんなさい。大丈夫?」
 しゃがみこんで少女を抱きかかえて心配そうに聞いた。
「妙子、大丈夫?」
 さえの目の前にルーズソックスの足が4本現れた。
 見上げると、2人の少女が心配そうに見下ろしている。
「危ないじゃないの!妙子、怪我したらどうすんの?」
「ごめんなさい・・・」
 さえは、謝るしかない。
「妙子、大丈夫?」
「うん、でも痛い。いたたた・・・」
「今日は、出かけるの中止して、部屋に戻ろう。妙子、立てる?」
「うん、何とかね。」
 さえも、手を添えて、妙子と呼ばれる少女が立ち上がるのを助けた。
 立ち上がると、さえより少し小さな少女が3人並んでいる。
「気をつけてよね、おねえさん。」
「ごめんなさい。」
「怪我は無さそうだけど、一応様子見るから妙子の部屋まで付いて来て。」
「ああ、そうね。わたったわ。」
「すぐ近くだから、行くよ。」
 妙子を挟んで、2人の少女が歩き出した。さえは、後を付いて歩いた。
 すぐ路地を入って、飲食店のごみ置き場を抜けて裏通りに出た。
 さらに、細い道に入ると、鉄の扉に鍵を差し入れてドアを開けた。
「入って。」
 少女に促されて、さえは、ドアの中に入った。
 すぐに階段が下に伸びていた。
 地下のドアを開けると、そこはスナックバーのようだった。
「ここはね、妙子のお父さんのお店なの。他にも何軒かお店持ってるの。
今は、他のお店が忙しくて、ここは閉めちゃったの。
そのうち、改装して新しいお店作るらしいけど、それまでは、私たちの遊び場になってるの。」
 少女が、楽しそうに説明している。
「妙子、痛くない?」
 その少女は、妙子のスカートの中に手を入れて、パンティ越しにお尻を撫でさすって聞いた。
「あははは、やめてよ、まいちゃん。あはは、くすぐったいよ。」
「大丈夫そうじゃん。ほれほれ。あははは・・・」
「あははは、やめてってば。あははは、りっちゃんも、あははははは・・・」
 楽しそうにじゃれ合う少女達を見て、さえは、少し安心していた。

「ああ、そうか。おねえさん、妙子、怪我は大丈夫そうよ。」
「そうみたいね。安心したわ。」
「今度から気をつけなさいよ。」
 さえは、まいのものの言い方に少しむっとしたが、素直に
「ええ、気をつけるわ。ごめんなさいね。」

「なんか、むかつくんだけど・・・この女。」
 律子が、気に入らないという顔でさえをにらんでいる。
<え?・・・>
「ほんと、態度でけえな、この女。」
 まいが、さえの顔を見上げて言った。
「ねえ、謝ってよ。ちゃんと謝ってよ。私、痛かったんだからね。」
 妙子も嵩にかかって言う。
「ごめんなさい・・・ゆるしてね。」
 急に態度が変わった少女達が少し恐ろしくなって、さえは頭を下げた。
「こいつ、わかってねえ〜。」
「土下座しろ!」
「言葉遣い気をつけろ!」
「謝れ!」
 次々に少女達に怒鳴られて、さえは泣きそうになった。
 いじめられたい願望のさえも、いきなり見知らぬ少女達に責められて、いやな汗が出てしまった。
「・・・すみません・・・」
「聞こえね〜」
「すみません・・・」
「妙子、何か聞こえる?」
「ううん、聞こえない。」
「りっちゃんは?」
「なんも聞こえない」
「すみません、許してください。」
「ゆるしてくださいだって、こいつ」
 ばしっ!!!
「きゃっ!」
 さえは、まいに頭を強く叩かれた。恐怖のボルテージが急激に上がった。
「土下座しろ!」
 さえは、3人の少女の前に正座した。
「謝れ!」
「・・・すみませんでした。許してください。」
「誰に謝ってんの?」
「あ、あの、妙子さんです。」
「やりなおし」
「妙子さん、すみませんでした。許してください。」
「妙子、許す?」
 まいが、妙子の顔を見て、にやにやしている。
「う〜ん、なんか口ばっかな気もするなあ。裸になって謝ったら許すかもしんない。」
「あはははは、妙子いじわる〜、えっち〜」
 律子が茶化す。
「だって」
「・・・・・」
「脱げ!」
「そんな・・・」
「2秒で脱げ!はい、いちに」
 ばしっ!
「痛い」
「早く脱げ!ここで見ててやるから、早く脱いで真っ裸になれ!」
 3人の少女は、ボックス席に腰掛けて、さえを楽しそうに見ている。
「おねえさん、名前なんていうの?」
「あの、○○さえです。」
「さえは、いくつ?」
「22です。」
「早く脱げよ!こら!22にもなってわかんねえのか。」
「いや・・・ゆるして・・・」

 突然、さえは、出口に走り出した。
 ドアノブをガチャガチャと開けようとする。
「あん、開かない。」
「きゃはははははは・・・・」
「ば〜か、鍵かかってるんですけど〜」
「きゃはははははは・・・・」
 絶望的な気持ちになって立ち尽くすさえに嘲笑をあびせる。
「しっかし、こいつ、謝りもせず逃げようとしやがったな。無責任な女には、お仕置きが必要だね。」
「しめちゃう?」
「ぼこっちゃおう」
 3人の少女が立ち上がり、さえに詰め寄る。
「いや、ゆるして・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「うるせえよ」
 ばしっ!!
「あう・・・」
 さえのミニスカートからむき出しの太ももに、まいの回し蹴りが炸裂した。
 太ももに、まいのローファーの形が浮かび上がる。
 ぱちんっ!ぱちんっ!
「きゃっ!」
 律子の往復ビンタ
 ぼこっ!
「うっ」
 妙子のボディブローがさえの鳩尾を捕らえた。
 さえは、顔をゆがませて腹を押さえて崩れ落ちた。涙がにじんでいる。
 まいが、さえの髪の毛を掴んで強烈なビンタを見舞う。
 きれいに頬に当たらなくて、頭や耳にも炸裂している。
 両手で交互に強烈なビンタを張られ、さやの体が左右に揺れる。
「手をどけろ!こら」
 ばし〜んっ!ばし〜んっ!ばし〜んっ!ばし〜んっ!
 律子が、さえの背中を踏みつける。真っ赤な上着に足型がつく。
 妙子は、白いミニスカートを捲り上げて、しろいパンティに包まれた尻を蹴り上げる。
「おお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
 さえの獣のような泣き声をバックに3人の少女の罵声が小気味よく響く。

 しばらくすると、さえは、完全に無抵抗になり、弛緩した体を小突かれるがままになっている。
「これくらいでいいか。」
 はあ、はあ、と荒い息で、まいが言った。
「ストレス解消にはいいね。」
「ほんと、ほんと、すっきりしたよ。」
 3人の少女は、ぼこぼこにされて、放心状態の年上の女を見下ろしながら楽しそうに言葉を交わしている。
「さえ!言うこと聞く気になったかよ!」
 さえは、無表情な顔で、こくりと頷いた。
「よし、じゃ、脱げ!」
 3人は、さっきのボックス席に座って、さえを見ている。
 さえは、よろよろと立ち上がって、埃だらけになった服を一枚一枚脱いでゆく。
 最後の一枚を脱いで、とうとう素っ裸になってしまった。
「きゃはははは・・・脱いだよ、こいつ」
「隠すなよ!手をどけろよ!」
 俯いて、下の毛を隠して立っていたさえは、おずおずと手をずらして、下の毛を露にした。
「いい体してんじゃん。一回2万で援交させてやろうか。援交じゃないか、ははは・・・」
『やったね!』
<?>
 妙子の持つカメラ付き携帯のシャッター音だった。
「ね、見て?まっぱだかのさえが写ってる。」
「ほんと、よく撮れてんじゃん。」
「どれ?あ、ほんと、みじめ〜、ははは・・・」
「さえ!ほら、こっちこいよ!妙子に謝るんだろ?」
 ボックス席に座る3人の少女の前に立たされる。
「お毛毛のアップ撮っておくね。」
『やったね!』
「きゃはははは・・・お毛毛、写ってる。」
「土下座!」
「・・・・・」
「返事しろよ!」
「・・・はい・・・」
 まいに太ももをビンタされて、妙子の前に土下座した。
「謝れ!」
「はい、あの・・・妙子さん・・・すみませんでした。許してください。」
『やったね!』
 また、写された。年下の女の子に裸にされて土下座するみっともない顔を写された。
「頭が高い!」
「はい」
 さえは、妙子に頭をローファーで踏まれた。また、涙が出てきた。
 いじめられたいといつも思ってたけど、こんなの惨め過ぎると思った。
『やったね!』
 妙子の両サイドに座っている、まいと律子も、裸のさえの背中にローファーを乗せたり、
土下座するさえの手を踏みつけたりして、いたぶった。
『やったね!』

 土下座は許してもらったさえだが、3人の前に裸のまま正座させられている。
「妙子?許す?」
「う〜ん、そうだねえ、まだ慰謝料もらってないし・・・」
「そうだよね。慰謝料くらいもらわないとね。」
「さえも、大人なんだから、それくらいしてもいいよね。」
「それで、いくらもらうの?慰謝料。」
「うん、500万で許してあげようかな。」
「え?500万なんて、そんな・・・」
「何言ってんの?さえ?私が受けた心の傷をどうしてくれるのよ!」
「そうだ、そうだ!」
「公衆の面前でいたいけな少女を突き飛ばして恥をかかせたのよ!さえは。」
「ごめんなさい!それは、謝ります。でも、500万なんて、払えません。」
「ふざけんな!こら!」
「だって、そんなお金ありません!」
「働けよ!働いて償えよ!」
「働いてます。でも、給料安いし、無理です。」
「いくら持ってんだよ!おまえ!」
「財布見ちゃお」
「あ、いや、やめて!」
「動くな!こら!」
 まいは、さえのバッグを手に取ると、中をがさごそと物色しはじめた。
「さいふ、さいふ、あった、あった。」
「どれどれ、何これ、8千円しか入ってないよ。こいつなめてる。」
「すみません・・・」
「とりあえず、内金としてもらっとくね。」
「え?、あ、はい。」」
「あと、499万2千円ね。」
「・・・・・」
「返事は?」
「はい・・・」
「あ、それと、明日、銀行行って、有り金全部持って来い!」
「こ、困ります。家賃も払わないといけないし、電気代とかも。」
「そんなの関係ね〜!犯した罪をつぐなうのに、家賃もくそもあるか、ば〜か。」
「ほんと、許してください。お金は、少しづつ払いますから。」
「少しづつとか、寝ぼけたこと言ってんじゃねえよ。ね?妙子?」
「今、いいこと思いついた。」
 得意げに妙子が言う。
「なに?」
「えっとね、さえは、今の会社辞めちゃう。アパートも引き払う。」
「いやです。」
「おまえには、聞いてねえ〜。黙れ!」
「それで?」
「アパートの敷金が帰ってくる。会社から退職金が入る。私に払う。」
「おお、いいねえ。でも、その後、こいつ金稼げないじゃん。」
「うん、さえは、私のお父さんのお店で働く。ホステス専用のワンルームマンションに入居する。
通勤と食事は、お店で出すから、さえは困らない。部屋の光熱費もお店持ち、さえは困らない。
お給料が払い込まれる口座は、私が管理する。500万貯まるまで、さえは働く。
私たちは、お小遣いに困らない。みんな困らない。みんなうれしい。」
「それ、いい!」
「きまり!」
「さえ、決まりだよ。わかった?」
「そんな、いやです。」
「ふざけんな!お前に選択権はない!返事!」
「はい・・・」
「でも、どの店で働かせんの?」
「うん、キャバクラだと洋服代とか掛かるし、ソープかファッションヘルスね。」
「ソープもあるんだ。」
「うん。ソープ嬢が不足してるみたいだから、すぐに入れると思うよ。」
「やったぁ、ソープ嬢さえの誕生だ。」
「はははは・・・・」
「契約書作っちゃおう。奴隷契約書ね。
それと、借用証もね。年利50%くらいにすると、なかなか終わらないのよね。」

 理不尽な契約書にサインさせられたさえは、この3人の少女の奴隷として生きていく。
 ほとんど毎日、夕方になると、3人に携帯で呼び出されて、この空き店舗でいじめられる。
 夜、週4日、お店に出勤して、早朝までソープ嬢として働く。
 寮では、妙子のことを「お嬢さん」と言ってなついているSM嬢がいる。
 その19歳の新米SM嬢にさえのことを練習がてら調教せている。
 従って、さえは、一日のうち、服を着るのは、通勤のときだけということになる。

 夕方、いつものようにさえを呼び出して、3人の少女が楽しんでいる。
「足、舐めろ!」
「はい」
 まいのローファーをぺろぺろ舐める。靴底も舐める。埃や泥を飲み込む。
「唾飲め!」
「はい」
 さえの口の中に律子が唾を吐く。ごっくんと飲み込む。
 か〜っぺっと、さえの口の中に、まいが痰を吐く。ごっくんと飲み込む。
「おいしいのかよ!」
「はい、おいしいです。」
「のど渇いた。ジュース買って来い!」
「はい」
 さえは、裸のまま、外に出て、自動販売機でジュースを買ってくる。
 時々、人に見られる。たばこ屋のおばあちゃんは、もう見慣れてる。
「恥ずかしくないのかよ!」
「はい、はずかしいです。」
「ほんとは、見られてうれしいんだろ!」
「はい、うれしいです。」
「オナニーしろ!」
「はい」
「いや、しなくていい。おまえが喜ぶの見てもつまんない。」
「はい」
「けつの穴出せ!」
「はい」
 さえは、肛門をいじってもらえると思って、どきどきしている。
 そんなさえの気持ちは、3人にはお見通しだ。
 まいに尻をしこたま蹴られて、無様に床に這う。
「きゃははははは・・・・みっともね〜」
「ははは・・・そのまま、這ってこっちこい!」
「はい」
「もっとこっち!」
「はい」
 妙子が、さえの頬をビンタする。
 まいが、四つん這いのさえの乳首をひねりつぶす。
 律子が、後ろにまわって、さえの陰毛を掴んで引っ張りあげる。
 さえの悲鳴が断続的に部屋の中に響く。

 3人の少女達のいじめは、エスカレートしてくる。
 いつものように、さえを裸にして、3人の前に正座させている。
「おすわり!」
「はい」
 さえは、3人の前で犬のお座りの姿勢になる。
「かわいいねえ、さえは。」
「ありがとうございます。」
 まいに頭を撫でられながら、お礼を言う。
「さえ?ほら」
 おすわりのさえの顔の前に差し出されたまいの手の指をさえは、ぺろぺろ舐める。
「お前は、すっかり犬だねえ。」
「はい」
「ちんちん!」
「はい」
 さえは、8歳も年下の女の子の前で、股をひらいて、陰毛をさらして、ちんちんの姿勢を取った。
「おあずけ!」
「はい」
 律子が、奥から食器洗い器のトレイを持ってきた。
「さえ?おしっこしな!足上げてやんだぞ!」
「はい」
 さえは、トレイの上で、オス犬のおしっこの姿勢を取った。
「出ません。すみません。」
「出ねえのかよ!おまえ!」
「まいの蹴りが肛門剥き出しのさえの尻に炸裂した。」
「ぐえ!」
 もんどりうって、床でのたうち回るさえを見下ろしながら、3人は、笑っている。

 まいは、ぽりぽり、ポッキーを食べながら、目の前で、裸で正座しているさえを見
てい
る。
「さえ?食べたい?」
「はい」
「じゃ、あげるね。」
 まいは、ポッキーを3本口に含んだ。
 手のひらに、噛み砕いたどろどろのポッキーを吐き出して、さえの顔の前に差し出した。
「はい、お食べ?」
「はい」
 さえは、まいの手のひらの噛み砕かれたポッキーを口に含んで飲み込んだ。
「おいしい?」
「はい」
「つまんねえ、こいつ」
「こいつ、まじ変態じゃん。手に負えねえよ。(笑)」
「ほんと、こいつきもい!」

 調教は、新米SM嬢に任せている。
 意外と、役に立ってるみたい。
 ピアス開けの実験台にしたり、ろうそくの限界実験に使ったり、浣腸の限界実験に使ったり・・・
 3人は、暴利で、いつまでも減らないさえの返済金で遊びまわっている。

 めでたし、めでたし。


おしまい(当然)

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