ゾロさんの作品

大学生のゆみ

<3>

 紗枝さんの暴挙は私だけでなく、奴隷全員を震え上がらせています。
 4年生奴隷の理沙さんと麻衣子さんも紗枝さんの餌食になっています。
 廊下で全裸で立たされて、紗枝さんにビンタされて、いつも泣かされています。
 この前は、理沙さんと麻衣子さんに首輪をつけて、紗枝さんと同じ1年生レギュラーの
美希さんと一緒に廊下を四つん這いにさせて引っ張りまわしていました。
「ほら、ちゃんと歩けよ、膝つくなこら」
「脚開け、もっと」
 理沙さんと麻衣子さん、1年生に犬扱いされて、涙をポロポロ流しながら
命令に従っています。
「お手」
「泣くな、奴隷のくせに、お手だよ」
 理沙さんと麻衣子さん、顔をくしゃくしゃにして泣きながら後輩の差し出す手のひらに
手を乗せました。
「ちんちん!」
 4年生奴隷の理沙さんと麻衣子さんは、舌を出してちんちんの姿勢を取りました。
「こいつら最低だよね」
「ほんと最低」
 全裸で泣きながらちんちんする4年生を見下ろしながら、1年生の紗枝さんと美希さん
が笑い転げています。


 紗枝さんと美希さんの暴挙は留まるところを知りません。
 他の2、3年生の奴隷を廊下に集めて、全裸で整列させてビンタして忠誠を誓わせたり、
土下座させて頭を踏みつけて身分の違いをいやと言うほど体に覚えさせました。
 私と紗枝さんの部屋へ上級生の奴隷を二人連れ込んで、レズショーをやらせて、私にそ
れを見ながらオナニーさせて、紗枝さんと美希さんに笑われたりしました。
 自分のペットを勝手におもちゃにされて、他のレギュラーたちが不満を持つのは当然です。
 でも、直接紗枝さんに抗議できないのは、実力の違いからです。

 レギュラーの中には、上級生の奴隷に対してかわいそうでひどいことができない人も
多いのです。
 決まりで奴隷は、全裸でいないといけないのですが、部屋の中で、こっそり服を着ることを許す
レギュラーもいるのです。
 でも、紗枝さんと美希さんは、同級生には辛く当たりませんが、先輩奴隷に対しては、
容赦しません。
 部員の中で、紗枝さんや美希さんに対する不満が噴出してくるのは当然です。
 英子さんの耳にも紗枝さんと美希さんの傍若無人ぶりが届くようになりました。
 とうとう紗枝さんと美希さんは英子さんに呼び出されて、ひどく叱られたみたいです。
 いつも自信満々の紗枝さんも、英子さんにビンタされたみたいで頬を赤らめてしょんぼりしてました。
 さすがに第一人者の英子さんには逆らえなくて、奴隷に対するひどい仕打ちはなくなりました。
 英子さんの人望が益々高まりました。
 その分、紗枝さんや美希さんと同部屋の私と理沙さんは、毎晩のように泣かされましたけど……


 部活動では、4年生のキャプテンより3年生の英子さんの方が人望が厚かったせいか、
奴隷たちの羨望の眼差しは英子さんにあつまりました。
 2、3年生のレギュラーからしても憧れの存在なので、今人気投票でキャプテンを選ぶ
とすると、間違いなく英子さんが選ばれます。
 美しくて、やさしくて申し分のない女王様なのです。
 下級生の奴隷に甘んじる3、4年生の奴隷にとっては、神様のような存在なんです。
 奴隷のメンバーが雑用をしながら、私、英子さんの奴隷だったらいいのにって言ってる
のを何度も聞いたことあります。
 高校のとき同じクラスだった私は、誇らしく思ったりもしてました。


 そんな、英子さんにも、不運が訪れました。
 遠征の練習試合で、膝の靭帯を損傷するという大怪我を負いました。
 すぐに、系列の大学病院に入院することになりました。
 英子さんが入院してから、矢張り実力ナンバー2の紗枝の発言力が強くなり、実力下位の部員は
戦々恐々の毎日が待っていました。
 4年生のキャプテンはおっとりしてて、頼りにならないことも手伝って、1年の紗枝や
美希の独壇場です。
 理沙さんと麻衣子さんは、前のようにというか、前以上にいじめられました。
 廊下で、消灯時間までレスショーをやらされます。
 上級生のレギュラーには言いませんが、奴隷全員を廊下に呼び出して4年生奴隷のレズ
ショーを見るように強要しました。
 やらされる4年生奴隷は、キスしたり、お互いの性器を舐め合いながら
涙をポロポロ流しています。
 見ている、というか、見ることを強要されている奴隷たちは、目を背けることも許され
ず、明日はわが身と顔面蒼白で上級生の痴態を見ています。
 時折、紗枝さんや美希さんの笑い声が響きます。
「お前も笑えよ」
 3年生奴隷の後頭部を小突きながら美希さんが言います。
「あははは……」
 明らかに不自然な笑い声が響きます。
 3年生奴隷が1年生の美希さんに強要されている笑いです。
「お前ら、面白くないのか?笑えよ」
 紗枝さんの一言で、不自然な笑いが方々で上がります。異常です。
 誰一人、紗枝さんと美希さんには逆らえないのです。
 今、4年生奴隷がやらされているようなことはやりたくない、やらされたくないから逆
らえないのです。
「理沙、麻衣子のこといかしちゃえよ」
 紗枝さんの残酷な命令が下されました。
 全裸で下級生の前で絡み合う4年生奴隷を皆、ドキドキしながら見守っています。
 理沙さんは、麻衣子さんのオマンコに入れた指を激しく出し入れしました。
 目を覆いたい光景なのですが、紗枝さんに叱られたくないのでみんな見ています。
 クチュクチュとすごい音がして、麻衣子さんが大きく喘いで終わりました。
「お前ら、床掃除しとけよ、淫乱が」
「あ、はい、ありがとうございました」
 みんな、紗枝さんの言い草に頭来てるはずなんですけど、当然何もいえません。
 3年生奴隷の人が布巾を持ってきて、床を吹きました。
「ごめんね」
 理沙さんと麻衣子さんは、ようやく立ち上がって、みんなにばつが悪そうな表情でいい
ました。


 英子さんの怪我は思いのほか重症だったみたいです。
 年が明けても退院できませんでした。
 4年生も卒業間際になっても、英子さんがいない寮は紗枝さんと美希さんの好き放題です。
 理沙さんと、麻衣子さん、意味もなく紗枝さんや美希さんにいじめられる毎日です。
 全裸で廊下に立たされるのは普通です。
 練習中にボールをぶつけられた青あざが惨めです。
「理沙!」
「はい」
「麻衣子!」
「はい」
 後輩に呼び捨てにされて、理沙さん、麻衣子さん、びくびくしてます。
 全裸で立たされているので、胸の小さな膨らみや、下腹部の陰毛を晒しているのが惨めです。
「奴隷に質問」
「……」
「お前ら、後輩の前で全裸で立たされて悔しくないの?」
「……」
 わかりきったことを聞いて先輩のプライドをズタズタにするのは、紗枝さんの高校時代
からの得意技です。
「……」
 うつむいて唇を噛む先輩を見て満足そうな紗枝さんと美希さんです。
「質問してんだけど」
「あ、はい」
「悔しくないかって聞いてるの」
「あ、はい、悔しいとか、思いません」
「お前、悔しくないの?後輩の前で全裸になってんのに?」
「……」
「質問に答えてくれる?」
「あ、はい、うう、許してください、うう」
「何泣いてんの?何を許すの」
「うう…お許しください……うう……」
「意味わかんない、お仕置きだね」
 美希さんがうれしそうに理沙さんのおなかをつっついています。
「お仕置き、許してください」
「だ〜め、お仕置きだよ」
 他の奴隷たちは、顔面蒼白で、自分にとばっちりが来ないようにじっとしています。
 奴隷たちは、紗枝さんんと美希さんの可愛らしい目が輝くことが何よりの恐怖なのです。
「お許しください〜」
 4年生が1年生に言う言葉とは思えません。
 理沙さん、涙を流しながら本気で後輩の美希さんに許しを請うています。
「ビンタ百連発とオナニー、どっちがいい?」
 美希さんが先輩の理沙さんの頬をぴたぴた叩きながら言います。
 怯えて何度か頷いた理沙さんは、言いました。
「オ、オナニー見てください」
「ふん、最低だね、おまえたちは。後輩にオナニー見てもらいたいなんて、よく言えるね」
 紗枝さん、自分で言わせといて、ひどいです。


 そういえば、紗枝さん、高校のときに、年上をいじめるのが好きって言ってました。
 その後も理沙さんと麻衣子さんは執拗にいじめられました。
 よく躾けられた犬のように、紗枝さんや美希さんの命令に忠実でした。
 4年生としてのプライドもなくなるほどいじめられました。
 みんなの前で足を舐めさせられたり、お尻の穴に鉛筆を差し込まれて、廊下を何往復も
させられたり、プライドをずたずたにされていつも泣いていました。
 泣き顔を紗枝さんと美希さんにじっくり見られて、笑いものにされていました。
 意味もなくビンタされたり、頭を足で小突かれても、何一つ文句も言えなくて、見てる
私も悲しい気分になりました。

 4年生の卒業式の日が来ました。
 ようやく地獄から開放された理沙さんと麻衣子さん、どんな気分でしょう。
 卒業式前日、理沙さんと麻衣子さんは、紗枝さんにレギュラー全員に卒業の挨拶を
するように命令されました。
 レギュラー全員にビンタしてもらってこい、と言われていたので、戻ってきた理沙さんと
麻衣子さんの頬は赤くなっていました。
 ほとんどのレギュラーはビンタを断ったらしいのですが、ビンタしてもらわないと紗枝さんに
叱られると言うと、してくれたみたいです。
 卒業式が終わると、理沙さんと麻衣子さんは、4年生レギュラーとともに寮に挨拶に来ました。
 今日は、奴隷の理沙さん、麻衣子さんもフォーマルなスーツに身を包んで、別人のようでした。
 在校生と卒業生がそれぞれ一列になって、端から順に挨拶しました。
 在校生の「お疲れ様でした」の言葉に対して卒業生が「頑張ってね」という挨拶がほとんどでしたが、
理沙さんと麻衣子さんのときは少し違いました。
 在校生の「お疲れ様でした」の言葉に対して理沙さんと麻衣子さんは
「ありがとうございました」と深々と頭を下げていました。
 今日ばかりは紗枝さんもひどいことはしません。
「理沙、4年間、ご苦労様」
 紗枝さんは、理沙さんの頬を両手で包んでやさしく言いました。
「ありがとうございます。お世話になりました」
 理沙さんは、涙をぽろぽろこぼしながら紗枝さんにお礼を言いました。
「いじめて欲しくなったら、遊びにおいで」
「はい」
 理沙さんと麻衣子さんは、紗枝さんと美希さんにやさしい言葉を掛けられて、
大粒の涙を流していました。
 私も、すこしほっとして、涙が出てきました。
 理沙さんと麻衣子さん、奴隷から解放されるよろこびより、本当は、紗枝さん、美希さんと
別れるのが寂しくて泣いているのかもしれないと思いました。

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