えりさんの作品

再会 その12 えりの気持ち編



「おかエリぃぃ」
その声とともに始まった。
「オール責めだあ!」
足ががくがくするほどの恐ろしさがよみがえった。
あの、理科室での晩。
オール責めが怖くて不登校になってしまった奴隷男子もいた。
もちろん奴隷女子には性の暴力だ。どっちが残酷か、生まれる前に選べといわれたら、どうしよう。
もちろん、私はかつて自分がそうだった身分に戻るだけ。逃げることは、ありえない……。
「なつかしいな……」
ソファーに腰掛けた木村君が、思わずそうつぶやいたのが聞こえてきた。
そう。あなたにとっては懐かしいでしょうね。
これでわかりました。反省の言葉なんて、全部ウソ。
ううん、さっきまでの木村君がまじめに反省していたのは知っている。
でもそれは、あとから付け加えた感情。
素直に出る言葉は「なつかしい」。
あなたがなつかしがっている間にも、生まれたままの私は、テーブルの上で両腕を頭の後で組まされ、
幅一杯に足を開いて立っています。
もちろん、馬場君の命令です。
私の足の付け根からは、二本の糸が垂れています。
その二本の糸を持って馬場君が木村君の隣に座ると、一本を得意そうに木村君にわたします。
二本の糸は、私のクリトリスに結びつけています。
「有線のラジコンみたいなもんだ」
馬場君は、笑いながら木村君に説明します。
「0と1、2号をオカズにマスかけ!!」
馬場の号令と共に、虫母娘は、私の足に絡み着き、自身の秘肉を擦り着けてきます。
私の両足に、母娘の湿った体温が伝わります。
私より背の高い二人が、ひざまづいて私にからみついてくるのは不思議な気持ちです。
二人は私の両の乳房に吸い付き、快楽を貪りはじめました。
その吐息が伝わります。
いつしか私の息も荒くなってきました。
唇を噛み締めながら、悶々とした気持ちに耐えるしかありません。
木村君がなにか言ったみたいですが、私には聞こえませんでした。
隣の馬場君が言いました。
「虫0、1、ユウがお前達は豚だってよぅ。
牝豚は、牝豚らしくしねぇとなぁ。」
馬場君は言うなり、リビングを後にしました。
その間も、私は「牝豚」二人の愛撫でメロメロでした。
そしてすぐに、手元でカチャカチャと音をさせながら馬場君が戻ってきました。
 私の乳房を一生懸命貪っていた虫0号のルミの髪を鷲掴み引き離すと、
慣れた手付きでルリのお母さんの鼻にフックを架けました。
彼女のかわいい顔が醜く歪みます。鷲掴んだ顔を私の乳房に戻されたルミは、
再び舐め上げ、吸い付き、舌先で転がしたりしながら、私の乳房を責め立てています。
娘のルリにも同じようにフックを架けます。
虫1号ルリは、機械的に欲情した自身の熱い湿りを私の足に擦りつけ、むしゃぶりつきます。
彼女は昔以上に感情が乏しく感じられました。
反対に母親はオーバーなくらい興奮しています。
 私は、自分がこんなことを言える身分でもないのに、ついこの母親を「あさましい」と思ってしまいました。
 いちばんあさましいのは、自らの意思で地獄に戻ってきた私なのに。

 馬場君がソファに戻ると、
「お前達ぃ、今後はユウの前では、いつも豚でいろよぅ」
と、がなりました。
「はいぃ」
母娘の悲鳴に似た返事が返ってきます。
「馬ぁ鹿やろぅてめぇ等ぁ。豚の返事は違うだろうがぁ」
怒号が響きます。
「申し訳ありません馬場様。ブヒィ」
母娘は、豚の鳴き真似をしながら許しを請います。
「それで良いんだよぅ」
木村君の隣で、馬場君は満足気に笑っています。
 私たちの淫靡な絡みにも飽きてきたのか、
木村君は私のクリトリスに結ばれた紐を、クイっと引っ張ります。
「ひぃっ」
私はは不意に襲われた刺激に、短い悲鳴を上げながら腰を前に突き出しました。
それに釣られ、母娘はリズムを崩します。
慌てて密着させた体を戻そうとする母娘の様や、私の様が面白いのか、
木村君は同じ動作を幾度となく繰り返します。
その度に、私は悲鳴を押し殺そうとするのですが、リビングにはけっこう大きく響いてしまいます。
奴隷にとって恥ずかしいのは、こういう瞬間です。
生まれたままの姿をさらされることよりも、
普通の人間じゃ一生しないような屈辱的な行為をすすんでさせられることよりも、
覚悟が決まってない私の素の部分が、つい出てしまう、こんなときがもっとも恥ずかしいのです。
でも、私は一方でそういう瞬間が好きなんです。
自分の体だけではなく、心まで全部見られているような気がするから……。
私は恥ずかしさに耐えながら、木村君のなつかしい顔を見つめ返しました。


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