えりさんの作品

えり 断章〜14〜 上@ えりの気持ち



「さあ、開会の辞といこうか」
 島くんが言いました。
 部屋の真ん中で生まれたままの姿に犬の首輪をされたまま、私は立っていました。
私の口の端からは、さっき飲まされた精液がだらしなく垂れています。
それに気づいて、あわてて口を拭いました。
さっきまで「気持ち悪い」などと言っていたのに、実はギラついた目でこちらを見ている7人の男に囲まれて、
やっぱりと思いました。
男の子たちが、これからやりたいことは、ハッキリしています。
でも私はどういう態度を取るのがベストなのか、姉ヶ崎さんの方を思わず見ました。
姉ヶ崎さんはこう助け舟を出して下さいました。
 「あなたの反省会でしょ。まずは自分が何を反省すべきか言ったらどう?」
 そうだった。これは「肉奴隷反省会」なのだ。 
   私はやるべきことがわかった気がした。
   「本日は性処理肉奴隷のために反省会を開いていただきありがとうございます。
え、あの、今日のイベントの、お手伝いをできずに反省しています」
  私は土下座してそう言いました。
私のなすべき事。
それは、罰を自ら乞うこと。
男の子たちはうなづくように残酷な笑いで応えます。
「それだけか?お前が反省する事は?」
「あ、あの、、、いつも、トロくて皆様に、ご迷惑を、おかけして、申し訳ありません」
「そんなの、いつもだろうが!」
  いままでもどこかでいつも繰り返してきたようなやりとりが懐かしく感じてきました。
それでも、男の子の怒号には、初めてのようにすくみあがっている自分もいます。
 「きょ、今日の余興の時、気絶してしまい、反省しています」
 いつも陰湿な笑いを浮かべている土居くんが、
手に持っていた華道用の剣山を私に見せびらかしながら近づいてきます。
 「そうだろ、まずそのお仕置きだな」
華道用の剣山で責められたことは、過去に何回かあります。
剣山の上にまたがらせられたこともあります。
いっぺんに刺されれば、それほど痛くないのです。 
 でも土居くんが私に与えようとしている心理的ショックはわかります。
私は逃げようとするそぶりをして、島くんと河本くんに捕まえられました。
 「まあ、最初からトバしても可哀想だから、、、、ケツからな」
手のひらサイズの針山が私の右尻に突き刺されました。
 「ぅ〜〜〜」 私は私の望む痛みに対する喜悦を悟られないように
低い悲鳴に変えて部屋に響き渡らせました。
 ゲラゲラと笑い転げる男の子たち。姉ヶ崎さんも笑っていらっしゃいます。
 私は、喜んでいただいて光栄でした。
 息を詰まらせながら「申し訳ありません。お許しください」とあえいでみせます。
「その件はもういいよ。おれ達寛大だからさあ、、、、。で、次は?」
 次……?
 そうだった。これは「反省会」なのだ。私はまた、お仕置きを受ける理由を自分から言うのです。
 「先日、皆様に、犯して・・・・いえ、かわ、可愛がって頂いたとき、、、、
うまく、イカせられなくて申し訳ありません、でした」
 江田くんが自宅で持っているという乗馬用の革鞭で私の背中を叩きます。
こんな本格的な鞭で叩かれたことは私にはまだありません。
中学生時代は男子の腰のベルトか電気コードを束ねた鞭でした。
 そんなものは比べ物にならない激痛に、私は気絶しそうになりました。
「ははは、もうミミズ腫れが出来てる」
「きれいよ、金田さん」
 私はぜいぜい言いながら、初めての痛みを受け止めました。

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