えりさんの作品

えり断章3 えりの気持ち



チリ〜ン、チリ〜ン。
えりにとっては身悶えする時間でも、支配主様にとっては風流な時間ならば、それは奴隷として光栄。
全裸で四つんばいになった私のむき出しのお尻の右と左に二重丸が赤ペンでかかれ、
肛門にはバイブレーターがねじ込まれている。
木村君はそんな私にダーツを投げるマネをしながら三田村君と喋ってる。
私が一瞬緊張を緩めると、ダーツが飛んでくる。右のお尻に激痛が走る。
えりは、もう昔のように泣き叫んだりしない。
唇をかみ締め悲鳴を押し殺すと、痛みは身体の中に渦を巻き起こす。
激痛に体をよじる私の乳首とクリトリスに糸で結ばれた風鈴がチリ〜ンと鳴る。
風鈴が鳴るたびに痛みが熟して身体の芯が熱くなるのが自分でわかる。
いつ終わるかわからない、この永遠とも思える時間に、私は帰ってきた。
私は水槽の中のイルカのように、この場所とこの時間から逃れられない。


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