えりさんの作品

えりの人間サンドバッグ


  当時いじめられていたのは私たち女子だけじゃなく男子もいましたけど、
男子はある意味私たち以上にみじめに見えるときがありました。
 いつも殴られ蹴られ、お金を取られていました。
 それは私たちも同じですけど、私たちは性処理に比重があって、男子にはひたすら暴力でした。
お金もずっと多く取られていました。
 いじめる方は、相手が怯えたり身構えたりしているほど面白いみたいです。

 男子は毎日殴られてたけど 女子に対してもときどきそういう発散をするときがありました。
 「今日はサンドバッグだぜ」って、お仕置きでもなんでもなくその日いきなり。
 一番多かったのは、その日の「サンドバッグ」が全裸になって、他の二人が下から足を
押えて動かないようにして。

 3号がサンドバッグになることが一番多かったです。大柄だから殴りやすかったみたい。
いつもうつむきがちだったけど、そういうときは背筋まっすぐ立たせるの。
 それで取り囲んで殴ったり蹴ったり。
 普段は性処理奴隷にそこまでしない分、異様に盛り上がるっていうか、興奮するみたい。
タブー破るっていうか。

 私は小さいから台の上に立たされました。
 殴る前に準備で動きをタメたり、素振りしたりするときすごく興奮してるのが、
息がかかるぐらいの近さで感じられるし。
 こっちは次の瞬間の痛みに緊張しながら覚悟を決めてるの。
 狙いを定めて、ここにこの角度で入れたらいいかなとか、次はこっちでやってみようとか。
 上半身なら腕、肩。下半身なら太ももからその下にローキック。
 腹は危ないからたまにジャブ。
 そういう感じで、普段の性的な欲求とは違う集中っていうか。
 そんなに頑張って狙わなくても逃げないのに・・・って思うんだけど。

 彼らも顔は殴らないようにしてたんだけど、バレないように。
 やっぱりやりたくなるみたいで。
「帰りに他の学校の不良からヤキ入れられたっていうんだぞ」って言われて。
「歯を食いしばって、顎を上げろ」って
「はい」って言って黙ってその瞬間待ちました

 リーダーが殴った後に口開けさせられて。
 まだ血が出てないみたいだったので、二人目にバトンタッチ。
 せっかく顔をやると決めたんだから 血が出るまでやらないとって。

 眼を閉じることは禁止されてました。
 「こっちの眼を見ろ」って言われてました。
 その方が興奮するみたい
 眼って表情あるでしょう。口に出さなくても怖がっていたり。
 逆らわなくても抵抗した目になったり。

 手は後ろににまわして手錠のおもちゃはめられてた。
 おもちゃだけど 鍵がないとはずれないことにはわかりがないから。

 サンドバッグは自分がされるのも怖いけど、他の子の足を押えているのもつらかったです。
 必死に足を押えながら、悲鳴や漏れる声、殴打の音が聞こえてくるのは耐えられないものがありました。

 だから自分が足を押えてもらって立っているときは 不思議に誇りのようなものがありました 
押えているときより。
 なにも思い悩まなくてもいい すべてを受け入れる覚悟があればいいだけですから。

 3号が自殺した日、休んだので、ちょうど私が代わりに殴られていたんです。
 本当はその日も3号をやるはずだったみたい。

 あとでいじめっ子が言ってました。
「よかったなー、一日ずれてて」
「俺たちがボコボコにした後に自殺されたら、疑われるかもしれないからな」

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