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性奴系図44


 後輩たちの靴音が止まった。
全裸でいることを気づかれたのだと静江は思った。
身がこわばり、脚が震えた。生汗が背中を流れた。
「うっそ・・・」
「え?・・・藤川先輩・・・はだか?」
後輩たちの戸惑った小さな声が聞こえる。
「気づかれたみたいよ、静江」
瑠美が今にも笑い出しそうだ声で全裸で佇立する静江に話しかけた。
テニス部の後輩の佳代とすみれは、憧れの先輩の衝撃的な恰好をじっと見ている。
佳代とすみれにとって、テニスプレーだけでなく、女性としても、憧れの存在であり、
目標としていた静江が、体操服とハイレグブルマで立っていたと思っていたが、
近づいてみると乳房が透けて見えるのだ。
乳首さえ飛び出している。ノーブラだと想った。
大胆だと思った。中学生の時は、清楚で学校の制服もきちんとしていた先輩だ。
その先輩が乳房も乳首もくっきり透けさせている体操服でいるのだ。
しかしそれは違っていた。ノーブラではなく、乳房そのものを静江は露出させている現実を、
佳代とすみれはようやく理解した。
憧れの先輩の股間もやはり同じだった。
紺色のブルマはペイントだった。
紺色に塗られた割れ目が見えるのだ。
ようやく佳代とすみれは目の前の先輩は全裸でいることを理解した。
なぜこんな姿でいるのか、ようやく思考する余裕が生まれてきた。
同時に静江の体操服とブルマをペイントした肉体に対して好奇心が渦巻いた。
「先輩・・・どうして?」
どうしてペイントした全裸でこのような商店街の路上に立っているのかと佳代は戸惑いながら問うのだ。
「裸ですか?」
すみれがすでに確認できた事実をさらに静江に問う。
「あなたたち、静江のテニス部の後輩なんだ。」
静江の隣に立ている瑠美が佳代とすみれに話しかけた。
「はい・・・」
佳代とすみれは声を合わせるように瑠美のほうに顔を向けて返事をすると
また静江の惨めな姿に視線を戻した。
「びっくりしたでしょ・・・先輩のこんな恰好見たら誰だって驚くわよね」
瑠美がニヤニヤしながら続ける。
「ええ・・」
佳代とすみれが頷いた。
「あなたたちの先輩はね、露出狂なのよ。露出狂って知っているでしょ。
恥ずかしい恰好を見られて感じる人達よ。
だからこの先輩は、こんないやらしい恰好で外を歩いてみんなに裸を見られることが大好きなの。
よく分かんないけど感じちゃうみたいなの。
これまで隠してきた性癖をもう隠しておくことができなくなったって私たちに泣きついてきたの。
私たちに露出をつき合ってくれってね。でもこんなのって犯罪でしょ。
見つかったら警察につかまっちゃうよね。
だからこうやってペイントして服を着ているように見せて、この露出狂女の性癖を満足させてやっているのよ。
まったく、迷惑な話よ。私たちも変態の仲間に見られちゃうみたいでね」
他の少女たちもうなづく。
「そうよ。静江の露出をおさえるのが大変だわ。
丸裸で外を歩きたいなんていう願いを叶えさせるために私たち協力しているのよ。
一人で露出させたら大変なことになるわ」
絵美が口をはさんだ。
「先輩、本当ですか?」
佳代が静江を見た。
「静江、本当のことをかわいい後輩たちに教えてあげなさいよ」
瑠美が指示した。瑠美の命令は絶対である。静江はようやく顔を上げた。
顔面は蒼白であった。


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