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性奴系図89


 数日後、志乃はベージュのコートをかけられただけの姿で佐藤の運転する外国車に乗せられた。
まずは、国内の人身売買組織に渡されるのだ。
志乃は夕方には、香港に向かう大型貨物船の船底部の檻に監禁される。
香港の仲介者の手に渡り、今度は中東行きの貨物船で運ばれていくのだ。
抵抗すれば、赤児のえりを身代わりにさせると聞かされて、志乃は観念していた。
地獄の日々が待っている旅立ちを今は受け入れていた。
きつく亀甲縛りで、股までくい込むように縄がけされ、後ろ手縛りの裸体をコート1枚で包まれ、
黙って玄関に立った。
志乃の旅立ちを祝福するようなきれいな青空の広がる晴天であった。
志乃はしばらく空を見上げていた。
志乃のつぶらな瞳から涙が筋となって流れ落ちている。
志乃の縄がけされている身体には、油性マジックで、別離のメッセージが書かれいる。
先ほど、檻の中で、志乃の身体に圭子と静江、薫、一郎が書いたのだ。
明美の命令であった。
志乃の腹部や背中、臀部、内股に「志乃さんのことはずっと忘れません。
これからは、オス犬専用の精液処理牝穴としてがんばってください。さようなら」
「ママのおまんことけつ穴はよく締まっていて最高でした。
きっとオス犬たちにも気に入ってもらえると思います。ママ、さようなら」など、
明美が笑いながら指示した言葉を4人の奴隷たちは書いていた。
 一度も抱かせてもらえなかった、我が子、えりを雅代が抱いて見送る。
「えりちゃんのお母様は、これから遠い外国で、女奴隷として生きていくのですよ。
いえ、もう女奴隷というようなものではないですわね。
雄犬の精液処理専用の牝犬ですから、これからは人間としては扱ってもらえないですわね。
志乃さん、お気の毒ですが、がんばってくださいね。
志乃さんとジョンの交尾を拝見しましたが、きっと向こうでも志乃さんは気に入ってもらえますわよ。
それから、このえりちゃんのことはまかせてくださいませ。
立派な奴隷に仕立てあげて見せますわ」
雅代は無邪気な顔をさせて眠っているえりに、頬ずりしながら志乃を見た。
えりを見た志乃の心が乱れていく。
「・・・お願いです・・・一度だけ、せめて一度だけ、えりを抱かせてください。お願いです。」
志乃が雅代のほうにかけよる。
その志乃のクリトリスのリングにつながれているリード紐を引いて明美が志乃を叱る。
「志乃、だめじゃない。そんなに取り乱したらこれからが思いやられるわよ。
もう人間でも、まして母親でもない、一匹の牝犬としてこれからは生きていくのよ。
今さら、赤ん坊を抱いても辛いだけでわ。
これまで人間であったことはすっかりと忘れて、家畜牝になりきりなさい。
それは志乃のためなんだからね。これからは雄犬専用の精液処理牝穴だけが志乃の生きる目的なのよ」
明美の言う通りかもしれない。
でも一度でいいから、最後に我が子を抱きしめたいと思う母親の思いさえ、かなえられない。
我が子の温もりをこの手で感じたい母親として当然の願いや母親の愛情さえも、
いとも簡単に踏みにじられる。
志乃はうなだれながら車に乗り込み、山野家をさっていった。
もう二度と会うことはない異国の地へ売られていったのだ。


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