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綾乃の被虐日記28



「綾乃、すごく痛いでしょ?」
慶子さんが耳もとで甘くささやいてきます。
「い、いえ・・・気持ちいいです」
私は心にもないことを言わなければなりません。
「いいのよ、綾乃、針をこんなにいっぱい刺されているんですもの。痛いに決まっているじゃない」
慶子さんはさらに耳元で息を吹きかけながら聞いてきます。
私は困った表情で本当のことを言いました。
「・・・ええ・・・すごく痛いです・・・」
「でも痛いってことは、綾乃が生きている証拠よ。
痛みを感じられるってすてきじゃない。
死んでしまったら、もうなんにも感じられないんだよ。
この痛みだって死んだら感じられないし、綾乃の肉体もすっかり消えてしまうんだよ。」
慶子さんの言っていることは分かりすぎるほど分かっています。
さっきはビニル袋で息ができなくされて意識が薄れていきました。
このまま死んでしまうのではと思っていました。
死への恐怖に襲われました。
今、針を刺されてすごく痛いのも生きているってことなんです。
「綾乃、ご褒美の意味が分かるでしょ。
綾乃に生きていることのすばらしさを実感して欲しいのよ。
ほうら、こうやって乳首の針を動かすだけで、血が流れて来るでしょ。
真っ赤な血が流れるのも綾乃が生きているってことよ。きれいな血だわ。」
私は耳元でささやきかける慶子さんにうなずきました。
洋子さんが、私のクリトリスに刺さっている針をはじきました。
ずきんと激痛が走りました。
裕子さんがお尻の穴に刺さっている針を抜き差ししています。
男子が私の脇に刺してある針を指ではじきました。
泣きそうなほど痛いのに、気が遠くなりそうなほど痛いのに・・・でも、もっと痛くされたい。
もっと我慢できるってところをみんなに見て欲しい。
この痛みを感じられるのは私しかいないのです。
私だけの痛みなんです。
私が生きているってこういうことなんです。
もっといじめて欲しい。
私が生きている証をもっと刻みつけて欲しい。
慶子さんの声が私の頭の中をかけめぐります。
私、今、正常な思考ができない状態でしょうか。針をいっぱい刺されているのに・・・
すごく痛くてたまらないのに・・・でも、もっと刺して欲しくて・・・もっといじめられたくって・・・
私の心、おかしくなってしまったのでしょうか。
耳元でささやいていた慶子さんの唇が私の唇に近づいてきました。
私はドキドキしてしまいました。
慶子さんは私にキスをしようとしている。
私にとって絶対権力者の慶子さんのキスは特別な意味を持ちます。
慶子さんの吐く息がすぐそばで感じられました。
私は針の痛みも忘れて目を閉じました。
唇をそっと突き出しました。
「きゃははは!」
突然、慶子さんの大きな笑い声がしました。
「この肉奴隷ちゃんはすっかり勘違いしているよ。
お前のようなうんこ臭い口に誰がキスなんかするっていうの?お前、本当にキスされるって思ったの?
お馬鹿さんね。自分の身分をわきまえなさいよ!このうんこ奴隷が!」
慶子さんに頭を叩かれました。
私は急にすごく恥ずかしくなって、慶子さんから目をそむけました。
顔から火が出るくらいかっとしています。


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