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綾乃の被虐日記8



 慶子さんの命令は絶対です。
毎日殴られ、蹴られ、暴行されてきたら、抵抗できる人間なんてそうはいないと思います。
暴力に屈するのってそうは時間がかからないものです。
痛みを肉体はいつまでも覚えています。
痛みから逃げるために何でもするようになります。
そうなったら後は泥沼です。
引き返せる機会はあったでしょ。
でも引き返すきっかけはないのです。
屈服した人間は、暴力の恐怖におどおどして、まるで飼い犬のように尻尾を振るだけです。
慶子さんの目が怖くて仕方ありません。
慶子さんが手を挙げただけで、また殴られるのではないかって、
私は怯えてビクビクしてしまうようになりました。
ですから、慶子さんがもっと笑えと命じてきたら私は言いなりになるしかありません。
「綾乃のいじめられて辛いことベストテンを発表します。第1位・・・」
私はみんなに向かって笑顔を見せながら発表しました。
惨めでした。
これが本当の私の姿・・・いじめられるようになった以前は、男子からちやほやされる女の子でした。
きれいだって言われました。
可愛い女の子として男子達に好意を寄せられていました。
でも、今は違います。
クラスのみんなから虐められ、最下等の身分に堕とされています。
もう、以前のみんなから可愛いって言われる綾乃には戻れません。
蔑まされる奴隷のような存在です。
いえ、奴隷そのものです。
奴隷であり、クラス共有の精液便所であり、牝犬であり牝豚です。
奴隷として完全服従し、男子の精液を受けるためだけに肉体を使用され、
慶子さん達の気まぐれに翻弄される愛玩ペットとなり、そして、惨めな牝豚にもなります。
これが私の本当の姿なんです。
 一番辛いことは、排泄物を食べたことだってみんなに告白しました。
みんなが私を汚いものでも見るような目で見ています。
その視線が突き刺さってきます。
でも私は笑顔を絶やすことは許されません。
慶子さんがじっと見ています。
笑いながら私を見ている慶子さんの目が光っています。
私にとっては、正視できない怖い目です。
自分の排泄した固形物を口に入れることは、いくら強制されても出来るものではありません。
でも、腹を殴られ続けると、そんなことさえもやってしまうのです。
腹を殴られ嘔吐してもまだ拳をあてられます。
慶子さんの拳はめり込んできます。
背中をまるめて苦痛に悶えます。
吐くものがなくなっても嘔吐感があります。
「うえっ!」
「ぐえっ!」
自分の声ではないような惨めなうめき声が漏れ出ます。
胃が裏返って口から飛び出るような苦しみがあります。
悶え苦しみ、全身に力が入らなくなります。
それでも立たされ、また腹を殴られます。
腹を殴ることに飽きると、指に鉛筆をはさまれて靴で踏みつけられました。
悲鳴は自分のパンティを口に詰め込められて、くぐもってしか出ません。
私の右の中指は変な形に曲がっています。
虐めが激しくなっていった頃、慶子さんに靴で踏みつけられて骨折したのです。
骨折してそのままになっている指です。
骨が折れても、許してもらえません。
許してもらえなくても、泣いてゆるしを請うのです。
許されなくても痛みから逃れるために必死になって、ゆるしを請うのです。
卑屈になって慶子さんに屈服し、ゆるしを請うのです。
悶え苦しむこの地獄のような苦しみから逃れることができるならばどんなことでもやってしまうのです。
 私は自分が排泄したバケツの中の固形物を指でつまんで、口の中に入れました。
「よく噛んで食べるのよ!」
慶子さんの冷たい声が飛んできます。
私はその苦い固形物を噛んで呑み込みました。
そのときから私の中で何かが壊れました。
人間の尊厳?理性?自尊心?そうです。全てが壊れたのです。


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