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さゆり夫人42



「・・・私の母は・・・」
亜由美が口ごもる。
母を辱める言葉を理彩に強制されているが、それは身を切るような恥辱と愛する母への冒涜であるのだ。
「どうしたのさ、さっさとお前の母親の紹介をしなさいよ!」
理彩が強い口調で言った。
「ああ・・・つらい・・・死んでしまいたい・・・」
黒板の前で立ちつくす亜由美の頬が涙で濡れる。
「亜由美が死んだら、大切なママさんはどうなるか、もう知っているわよね。
外国に売られてダルマさになるんだよ。
それでもいいんだったら、死んでしまいなさい。
亜由美が死んでもかまわないのよ。亜由美のかわりなんてすぐに手に入るんだから。」
理彩は、実に楽しげだ。亜由美の精神を追いつめていくことに加虐心が満たされるのだ。
「・・・わ、私の母は・・・SMショーに出演している・・・M嬢です・・・紅薔薇館という劇場で
・・・お・・・お、おまんこや・・・お尻の穴を・・・見せ物にしています・・・
そして・・・お、、おしっこや・・・う、うんちもお客さんの前で垂れ流して見せています・・・うっうっうっ・・・」
亜由美は、母親を辱める言葉を理彩に強制されてのこととはいえ、クラスのみんなの前で言ったのだ。
言い終わった亜由美をたまらない罪悪感が襲う。
全身から力が抜け、座り込みたいほどの脱力感に襲われる。涙が止まらない。
「亜由美のママさんは、いい歳して、SMショーなんかに出ているんだ。
借金のためとはいえ、高校生の娘があるというのに素っ裸でお仕事しなければならないなんて、ご苦労様ね。」
「元社長夫人も落ちぶれたもんだわ、ふふふふ」
「オシッコやうんちもお客さんの目の前でするなんて信じられない。
私だったら、きっと恥ずかしくて死んでしまうわ」
「きっと、亜由美のママはそういうことを楽しんでやっているのよ。
そうでなかったら、毎日毎日、たくさんの客の目の前で、排泄ショーをするなんて、
やっていられないわ。生きていられないわよ」
「マゾなんだよ。亜由美の母親はマゾだよ。亜由美だって同じ血が流れているわよ、きっと」
亜由美は、理彩に手に持ったチラシを見せるようにうながされた。
亜由美はそのチラシを上にあげて、クラスメイトに見せた。
首輪をした全裸の母が、真っ赤な薔薇を口にくわえて浣腸ポーズをとっている写真だ。
後から浣腸器が差し込まれようとしている卑猥で惨めな写真であった。
チラシをみんなに見せている亜由美の泣き顔をクラスメイトたちが携帯で写している。
シャッター音がいくつも重なった。


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