keikoさんの作品


母娘 残菊物語 20



「理恵、先生がかわいそうよ。
産まれてくる赤ちゃんにそんないやらしい刺青をした母親の姿を見せるのはかわいそうじゃないの。
先生、刺青は勘弁してあげますよ。
その代わり私に反抗した先生にはスペシャルな提案があるの。
先生ならきっと喜んで受け入れてくださると思うわ。
だって先生が拒否したら代わりに裕子にさせようと思っているんだから」
亜紀の話し出した内容に詩織は戦慄した。
「先生にはね、SMクラブで働いてもらいたいのよ。
もちろん、働いてもお給料は出ないわ。
だって先生は私の奴隷なんだから。
奴隷がお金を稼いだらすべてご主人様のものになるでしょ。
だから先生にはただ働きをしてもらうわ。
でもね、産まれてくる赤ちゃんの養育費ぐらいは渡してあげるわよ。
それでね、住み込みで働いてほしいのよ。
つまり、奴隷として、そのお店で飼われるの。もう先生専用の檻は用意してあるのよ。
その檻の中で鎖につながれて身体を変態客に売るわけよ。
どう?聞いただけでぞくぞくするでしょ?マゾの先生にはこたえられない魅力的な生活になるわよ。
来る日も来る日も、大勢の客の前で身体を開き、責められ、肉欲に溺れるの。
だから、もう教師は辞めましょうね。
それから詩織先生のご主人とは離婚してもらうわ。第2の人生を歩むのよ。マゾ人生をね。」
詩織は、全裸の体が震えだした。亜紀の表情は、これはもう決定したことなのだと告げている。
拒否は許さないとその強い眼光は物語っているのだ。
教室のあちこちからくっくっくと忍び笑いが聞こえる。
詩織のこれからの人生を想像した生徒たちが笑い出したのだ。

 廊下を歩く詩織の手を裕子が握ってきた。
詩織も握り返した。
手を繋いで歩く、女教師と女子生徒を、廊下をすれ違う生徒たちがニヤニヤしながら見ている。
詩織と裕子の2年D組での扱われ方は、すでに学校の生徒のほとんどが知っている。
公然とした秘密なのだ。誰も面と向かってはこのことを言うものはいない。
家族にも決して話さない。
公然とした秘密なのだが、他言すれば、恐ろしいリンチが待っている。
本田亜紀の恐ろしさを告げるうわさは、全校に広まっていた。
事実、リンチの現場に居合わせた生徒も少なからずいる。
 詩織は女子トイレに裕子を誘った。生徒用の女子トイレだ。
中には、1年生の女子生徒が二人いて、鏡を見ながら髪をといていた。
入ってきた女教師と美少女の取り合わせを鏡越しに見て、顔を見合わせた。
詩織は一番奥の個室を開けると、裕子と一緒に入った。
 狭い個室で詩織は裕子をいきなり抱きしめ、キスを求めた。
「キスしてくれなければ、カギは渡さないわよ」
くすっと笑ってそういう詩織は、いたずらっ子のような表情で、唇を近づけていく。
裕子は目を閉じた。女教師の柔らかな唇が触れてきた。
舌が差し込まれてくる。
裕子は温かな詩織の舌を口腔に受け入れた。
どちらからともなく抱き合う。
狭い個室で妊婦女教師と少女は抱き合って、舌を絡ませるのだった。
 詩織がスカートの裾をあげていく。
下着を着用していないむき出しの下半身が現れた。
「鍵を預かっていたのよ」
詩織は足を開くと、臀部を突き出す。
見事に肉の張った丸い双臀が、むっと一種の迫力をともなって割り裂かれ、裕子の目の前に展示される。
あずき色のアヌスがゆっくりと口をほころばせ、内部から出てきたのは、ラップにくるまれた鍵であった。
「抜き取ってよ」
鍵は詩織のアヌスから顔を出したまま止っている。
裕子は指でつまんでぬるっと抜き出した。
スカートを元に戻した詩織が向き直って、
「はずしてあげるわ」
と手を差し出した。その手のひらに裕子は鍵を載せた。


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