keikoさんの作品


母娘 残菊物語 69



アシスタントの若い女性は、ワゴンの上で薬液による強制便意に悶え苦しんでいる往年の大女優、
川上志乃の双臀をむき出しにした姿に、侮蔑の視線をおくる。
排泄姿まで晒して芸能界にカムバックしたいという気持ちは理解できない。
女性としての色香を武器に清純タレントが復帰してくる例は多い。
しかし、この元女優は、変態的な行為をスタジオのカメラの前でさらけ出しているのだ。
アシスタントをしている自分もいずれは認められ、女優の道を進みたいとおもっている。
濡れ場のシーンを要求されれば裸になってでものし上がっていきたいと思っている。
しかし、川上志乃とは違う。女性としてのプライドがある。
いや人としてのプライドだ。
人間の尊厳を捨て去ってまでこの世界で生きていきたいとは思わない。
川上志乃は自分が目指す女優というイメージを壊し去った憎むべき女性なのだ。
アシスタントの若い女性は、そんな思いを駆け巡らせながら、簡易便器をワゴンの上に置いた。
川上志乃のちょうど股間に当たる場所だ。
志乃の股間が目の前に位置する。
アシスタント嬢ははっきりと見た。
グリセリン水溶液に濡れ収縮を繰り返すアヌス。
そしてそのすぐ下の陰毛の翳りをすっかりなくした女性器は、きらきらと濡れ光っている。
それは、粘性の愛液という体液だ。川上志乃はこのような衆人観衆の中で浣腸され、排泄を我慢しながら、感じてるのだ。
汚らわしいものでも見るかのようにアシスタント嬢は顔をしかめ、簡易便器を置くと、ワゴン車をおしてスタジオのセットの脇に立ち去った。
 ワゴン上で四つん這いになっている志乃には余裕などはなかった。
固定カメラが真横から志乃の全身を撮影している。
ハンディカメラを構えたジーンズのカメラマンは、志乃の前にまわってその表情をアップで撮影している。
加虐心をくすぐってやまない映像が記録されていく。
美しい女性の排泄を我慢する表情は、眉間をゆがめ、切なげに耐えている、まるで性交場面を思わせるみだらな表情なのだ。
そしてときおりうめき声をあげるのだが、それも性交時の洩れでてしまう妖しい声に酷似している。
生汗が全身を湿らせ、深夜番組とはいえ、これで放映できるものかと番組製作スタッフが心配するほどの場面なのだ。
AVビデオならば女性の排泄を扱う作品は多い。
しかし公共の電波となると、民放協会の自主規制や総務省の検閲の問題もある。
スタッフの心配をよそに、プロデューサーの今井達郎は、スタジオ脇で立ったまま、腕組みをし、ニヤニヤと表情を崩している。
「今井さん、ここまでやっても大丈夫ですか?」
フロアーディレクターの三十代半ばの男性が声をかけてきた。
「編集でどうにでもなるさ。それより川上志乃が大変ぼうを遂げてカムバックしたという話題にマスコミは飛びつくぜ。
これは番組の格好の宣伝になるよな。
元女優とはいえ、清純路線で売り出した美女、川上志乃の排泄シーンなど滅多にお目にかかれるものではない。
視聴率、跳ね上がるぜ。」
煌々とライトが照らされているスタジオでは、いよいよ志乃が四つん這いの体を起こして簡易便器の上にしゃがみこんでいた。
いやいやと艶やかな黒髪を打ち振って今にも泣き出しそうな表情だ。
出演者の誰もが黙って美女の崩壊の瞬間を待ち受けている
公開収録である。観客も押し黙っている。
水音がした。水流が跳ね返る音だ。
「いやぁー・・・見ないで・・・」
同時に志乃の口から悲鳴が上がった。
声にならないどよめきが湧き起る。元女優の排泄シーンに遭遇したスタジオ内の出演者、
観客そして製作スタッフから洩れるどよめきだ。
「志乃さん、どんな感じですか?ダイエットの効果は?」
司会のコメディアンがマイクを排泄をしている志乃の口元に突きつけてきた。
「よ、よくわかりません」
そう答えるのがやっとであった。排出した水流はやがて、軟便へと変わり、衆人観衆の中で排泄をしている志乃に、
マイクが向けられ、さらにその表情をカメラが撮影している。
簡易便器に落ちていく軟便さえも撮影されている。


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