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被虐の日々34


下校する慶子に1台のビデオカメラが渡された。
今夜、これを中学2年生の弟の部屋に設置しなければならない。
慶子と弟の新一のある行為を録画するために。
 時計は夜の10時を指している。自分のドアを開けた。
2階の廊下に出て、向かい側の新一の部屋のドアを開けた。
新一はさっき風呂に入ったことを確認している。
新一の部屋に入ることなど滅多になくなった慶子だった。
男の匂いが部屋に入った慶子の鼻腔をくすぐった。
この前まで幼さの残る小学生だったのに、もう男の臭いがするようになっているのだとあらためて思った。
弟に男を感じた。これからしなければならないことを考えると鳥肌が立ってしまう。
禁断の行為を美樹から命じられた慶子は、絶望的な思いで帰宅したのだ。
帰る足取りは重く、このままどこかへ行ってしまいたいと思った。
手提げに入れたビデオカメラがずっしりとした。
今、新一の部屋でそのビデオカメラを本棚の雑誌が無造作に積み上げられている中に
潜り込ませるようにして置いた。録画のスイッチを入れると、雑誌でビデオカメラの上部を覆った。
 自室に戻った慶子は、椅子に座って机に向かった。
何をするというわけでもない。新一が風呂を上がり、部屋に戻ってくるのをじっと待った。
(やだ・・・濡れている・・・)
パジャマのズボンが変色するほどに濡れているのを感じた。
私っていったい何?マゾ?美樹さんが言うように私ってマゾなの?うそよ・・・
いじめられて死にたいくらいいやなのに・・・でもどうして濡れてくるの?こんなにいやらしい身体になっている・・・
慶子は無意識に胸に手を這わしていった。
あああ、もうどうなってもいい・・・私はマゾの奴隷・・・新一、こんないやらしい姉さんの本当の姿を見てください。
 新一が階段を駆け上がってくる足音がしーんとした2階に響いた。
部屋のドアが開き、カチャッと締まった。
慶子は大きく深呼吸すると椅子を立った。
股間から愛液がとろっと内股に垂れて、ひんやりとした感触があった。
暗い廊下に出た。新一の部屋のドアの前で立ち止まった。
このドアの取っ手をまわしたら私はもう戻れない。
戻ることのできない道に踏み出すことになる。ドアの取っ手を見つめた。
ゆっくりと手を伸ばして握った。取っ手は軽く、ドアはすぐに開いた。
ベッドに座って頭をタオルで拭いていた新一が慶子を驚いた様子で見た。
姉がこの部屋に入ってくることなど滅多にない。
特に最近の姉は人が変わったようになって、会話もほとんどしなくなった。
その姉がすっと部屋に入ってきた。
新一が声をかける前に慶子は素早くパジャマのボタンをはずして下着を着けていない上半身を晒した。
ベッドに腰掛けている新一は、思わぬ展開に声を失った。
慶子は無言でパジャマのズボンも脱ぎさった。
パンティを履いていない股間が丸見えになった。
あの綺麗な姉が全裸で目の前に立った。

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