keikoさんの作品

美母恵子、受難の宴135



 千里は時計を見て気持ちが沈んでいく。
また牝犬になる時刻が迫ってきているのだ。
胸に抱いた我が子は、穏やかな顔をして寝ている。
千里は男の赤ちゃんを出産した。
リビングのソファに座っている愛実も男の赤ちゃんを抱いている。
「お母様、太郎が笑ったわ・・・かわいい・・・なんてかわいいのかしら」
愛実は我が子が笑ったと言って喜ぶ。
愛実はまだ17歳の幼い母である。
愛実は全裸で、我が子を抱いていた。
一方、千里はきっちりと衣服を着ている。
高価な黒いサティンのワンピースが千里の上品な美しさを際だたせている。
胸元を飾る真珠のネックレスとイヤリングの真珠も大粒の高価なものだ。
下着も穿くことを許可されている。
それも優子の残酷なアイデアである。
娘の愛実はパンティ一枚許されない牝奴隷として我が子を抱いている。
愛実だけがこの屋敷で日中からピアスをさらした全裸で過ごしている。
排泄もトイレを使うことは禁止されている。
優子のアイデアは、愛実に対して強い羞恥心をもたせることになる。
一方、母親の千里は衣服を身につけることを許されているのだ。
その衣服は高価なものばかりで、着飾らせるのだ。
千里は愛実だけが全裸でいることに心を痛める。
 それも正午までである。
今日は日曜日。
正午からは、また1週間、千里は牝犬になるのだ。
優子は、千里に、1週間は淑女の衣装を身につけさせ、我が子を抱かせて母性を満たす生活をさせる。
しかし次の1週間は、我が子と引き離し、牝犬として檻で飼うのだ。
千里はこの落差の激しい生活を交互にさせられている。
もうすぐ、日曜の正午になる。我が子から引き離される時刻が迫ってきている。
「奥様、時間ですわ」
メイドの聖子が、千里の抱いている一郎を引き取ろうとする。
30歳の聖子はその熟れきったむっちりとした身体を、黒と白を基調としたフリルつきのミニスカートの
メイド服に包みこんでいる。
白いパンティが立ったままでも露出する衣装が聖子のこの屋敷での制服である。
10歳の息子を抱えて、働けるところはそうはない。
息子と一緒に住み込みで働くことのできるこの屋敷は、聖子にはありがたかった。
しかも給与も優子は弾んでくれた。
ただ一つ、奴隷を飼う屋敷であることだけが、聖子を戸惑わせたが、
それも聖子のS性の強い性癖がすぐに慣れさせていった。
息子の寛司もこの屋敷に来てから表情が明るくなっている。
「聖子さん・・・お願いがあるの・・・一郎のおむつかぶれに気をつけてくださいね。
この子、皮膚が弱くてお尻が荒れやすいですから・・・
おむつが濡れたらすぐに取り替えていただけませんか・・・」
千里は悲しそうな表情で、すやすや眠る一郎の額にキスをすると、メイドの聖子に我が子を託す。
これからの1週間、我が子の育児は、聖子にゆだねなければならないのだ。
「奥様、その言い方はいただけませんわよ。
まるでわたしが粗相して、一郎ちゃんのお尻を荒れさせたみたいな言い方ですわね。
その言い方は生意気ですわよ。
わたし、牝犬の奥様にそんな生意気なことは言われたくありませんわ」
聖子は一郎を抱きかかえ、志乃を睨む。
千里はこの屋敷では最下等の奴隷である。
そして聖子は一郎の殺生権を確かに握っているのだ。


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