keikoさんの作品

美母恵子、受難の宴142



 恵子は、清水由紀と向かい合って座った。待ち合わせの喫茶店は、他に客はなく、閑散としている。
「お久しぶりね、恵子さん」
由紀は、45歳の女教師であるが、見た目には30歳前半に見える。
長身の女性で、派手な顔立ちは、目立つ存在である。
濃い化粧も手伝って、妖艶な熟女美の、一見、水商売をしている女性に見える。
由紀の隣に少女が座っていた。
「この子はね、私の可愛いメス猫ちゃんよ。香美っていうの」
由紀はそう言って、その少女の頬に手をかけると自分の方に顔を向けさせ、当たり前のようにキスをした。
少女は恥じらって、それでも恵子の前で由紀のキスを受ける。
喫茶店のウエートレスが、いきなり舌を絡め合うキスを始めた由紀と香美に注目した。
由紀は香美の胸を揉む行為も始める。
「先生・・・香美、感じちゃいます・・・」
香美の息が荒い。
由紀はしばらく香美の柔らかい唇を味わうと、ピシャっとミニスカートから伸びている太股を叩いた。
「ああん」
香美の声は、すでに女性の甘い声だ。
「可愛いでしょ・・・あんたもこうやって可愛がってやりたかったわ。
恵子さんの唇もそしてその身体も私のものにしてやりたかったわ」
由紀の視線がねっとりと恵子を舐め回す。恵子の顔や胸に注がれる。
「恵子さん・・・いえ、もう恵子って呼んだ方がいいわね。
私、あなたのことを今でも憎らしく思っているのよ。
あなたでしょ?私がレズだって噂を学校にばらまいたのは?おまけにサディストだってうわさもね。
私、あれから困っちゃったのよ。教師としては、レズでサディストなんて噂が立ってしまったらやりにくいのよ」
由紀は恵子を見つめながら、20年も前のことを持ち出してくるのだ。
由紀には、蛇のような念質的な性格が伺える。
「それは違います・・・わたし・・・話していません・・・」
恵子は、そんな噂などしていないと否定した。
この目の前の女教師にキスをされ、下半身をまさぐられたのは事実である。
そのときの行為を、女教師は恵子がテニス部の者達に話したのだと思いこんでいる。
恵子はもう一度否定したが、由紀は聞く耳を持ち合わせていない。
「あなたに決まっているわ・・・でもさあ、こうやってあなたに復讐できるなんて、夢のようだわ・・・
私ね、うれしく昨夜はよく眠れなかったのよ。まるで初恋の人に再会するような気持ちだったわ」
由紀は赤いルージュをひいた唇を舐めた。
恵子は蛇に見つめられている感覚を覚えた。
ぞくりとする恐怖感である。
「香美、恵子さんはね、クククっ・・・息子の同級生の女の子達の奴隷になっているんですって・・・
それでね、息子とセックスさせられて赤ちゃんまで出産しているのよ・・・どう?おもしろい人でしょ?」


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