keikoさんの作品

美母恵子、受難の宴50



千里は震える声で、いつもの奴隷としての挨拶をした。
恵子は、息子の浩や娘の愛実の前で、このような言葉を吐かなければならない千里の心中を推し量った。
母親として死にたくなるような辱めである。
千里の辛い胸の内を同じ母親として恵子は共有した。
千里の床に着いた指も震えていた。
 恵子も千里に続いて両手を前について、口を開いた。
毎晩、この奴隷としての挨拶でオープンするのだ。
観客が、じろじろと見つめる中、恵子も見羞恥に頬を染めながら、額を床に擦りつけた。
「丸見えね」
「あの尻尾、かわいいわ」
「でもばっかみたい。いい歳してふたりとも奴隷にされているなんて・・・無様だわ」
この姿勢では、恵子の後ろからは、たわわな臀部がざっくりと割れて、
アヌスも艶やかな恥毛に包まれた女性器の割れ目も丸見えであった。
その恥部を見ている参加者の声が恵子の耳に届く中、牝豚としての挨拶をするのだ。
恵子の声もふるえている。
口の中が乾いてしまい、舌がもつれている。
オープニングを正座して待つ中、どんなに心を落ち着けようとしても、
この淫虐の宴では心はすぐに乱れ、恥辱に身を切り裂かれる思いになる。
 千里はくるりと後ろに向きを変えて、後ろから眺めていた観客に向かって同じ口上を述べている。
先ほどよりも落ち着いた口調であった。
千里が臀部を持ち上げると、卑猥なヤジが飛ぶ。
恵子も同じだった。
「結構きれいな色をしているわね」
「ねえ、あそこ、濡れていない?」
若い女性の声が聞こえた。
肉の淫らな反応まで肉奴隷は観察されるのだ。
恵子が言い終えると、車座の若者達は一気に淫らな雰囲気になった。
美熟女に卑猥な言葉をつぎつぎとかけ始める。
「おまんこをもっと見せろよ」
「千里ちゃん、娘の前だというのによくやるなあ」
「千里も恵子もいい歳して恥ずかしくないのか?」
「お尻の穴が見えないわよ、もっとお尻を上げなさいよ!」
まわりに座る者達はアルコールで酔ってきていた。
「ここで、めでたい報告がある!」
哲夫の太い声が響いた。
「我が明成大学空手部副主将、木村譲二君の婚約をここで発表する!」
哲夫が部屋の隅に置いた椅子に座っている譲二を指さした。
美少女を抱いている譲二が、ニヤリと笑う。
「木村、お前のかわいいその婚約者を紹介しなよ」
木村譲二に参加者の視線が集まる。
譲二は膝から透き通るような肌をした美しい少女を下ろすと、のそっと立った。
立ち上がった譲二は長身であった。
観客達が注目すると、眼光の鋭い目で射すくめるように見回した。


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