霧裡爺さんの作品
恥罰学園 序章１２
理沙は同性だからこそ知り得るポイントを的確に繊細なタッチで攻めた。
複雑な肉襞の隅々や小陰唇、大陰唇、膣はもちろんのことおしっこの出る穴や恥丘、
陰毛にまでもだ。
（あ…あ…あ…）
唯一まったく触れられていない最も敏感な部分を意識させられてしまう。
「どうしました先生。辛そうですよ」
危険な兆候は失禁してしまったときから無自覚のままで始まっていた。
恥ずかしい失態を人前で犯し、指摘され笑われる恥辱。
消え入りたいほどの情けなさ。惨めさ。
それらを感じるほどに恥ずかしい部分の血流が増し、痒みにも似た疼きが発生していた。
「あんまり焦らしてもかわいそうですね。理沙、いいわよ。慎重にね」
ぬめり、と理沙の舌が侵入してきた。
そのままで最も恐れ欲していた部分に何かが触れた。
（ふぅっ！）
悦楽の電流に身体を貫かれて息が詰まる。
理沙の高い鼻だ。
それですりすりと甘えるように下から上へと何度も擦られる。
待望の刺激を受けた肉芽が勃ちあがる。歓びに膨らみ硬度を増してゆく。
自分の状態を理沙さんにも気づかれているだろう。
そう思うと恥ずかしくてたまらない。
その気持ちがさらに官能を高めてしまうのだった。
「ん…んん…はっ…あぁ――」
こらえていた声が漏れ出す。
「なんか声がエッチっぽくなってきたねー。かわいー」
「ふん。女同士でなんて。しかも私たちが見ている前で。ドスケベ女だよ、こいつ」
勃起してしまったクリトリスに理沙が唇を被せてくる。
そこを赤ん坊が乳首にするように音をたてて吸われた。
「んぁっ！」
「エロい声出すなよ。教師だろ」
文恵が右の乳房を痛めつけるように強く握る。
桃子は左の乳房を文恵とは正反対に優しくオモチャにした。
クリトリスを咥えたままの理沙の頭が忙しく動く。
動かしながらその頂点をチロチロと舌で舐める。
（だめ…だ…め…許し…）
肉の悦楽に蝕まれた香織の足腰から力が抜け落ちる。立っているのがやっとだ。
包皮ごとクリトリスを甘噛みして優しくねじる。
唇で包皮を剥きあげては被せるのを繰り返しながら舌も使う。
完全に剥きあげたクリトリスを唇から離し、尖らせた舌先で回すようにねぶる。
奴隷として仕込まれた理沙の舌技が香織を窮地に追い詰めてゆく。
女肉の裂け目の上端から下端までを長い舌が音をたててそよぐ。
その舌がさらに下部へと降りていった。
（な、なに…を…？）
まったく予想してなかった場所に舌が伸びた。
「いやっ！ だめ、だめ…やめてぇ…ぅぅ」
「え？ 何、どうしたの」
それまで耐え忍んでいた女教師の激しい拒絶反応に文恵が驚く。
「あー！ すごい、すごーい。お尻の穴舐めてるー」
「うわっ！ 本当だ。キスしてるよ。きったねー。あはははっ」
桃子と文恵がしゃがんんで覗き込む。
「ほら、和美もおいでよー。すごいから。見づらいな。ねえ、そっち持って広げて」
ぐいと尻たぶが開かれた。
「や、やめて…お願い…理沙さん…お願いですから…あぁぁ」
アナルに口づけをしながら舌を内部に差し入れてかき回される。
「嫌がってるわりにはこっちはすごいわよ先生」
麗美に秘部の状態を笑われ肉芽をいじられる。
肉の愉悦の頂点まで強制的に駆け上らされて行く。
「あっ…あぁぁぁ――」
諦めと嬌声が入り混じる。
もはや肉の崩壊に備えるぐらいしかなかった。
「はい。そこまでー」
麗美の合図でそれまでの執拗さが嘘のように手も舌も離れてゆく。
ぽつん、と爆発寸前にまで高められた肉体が捨て置かれた。
「今、先生イキそうになったでしょう」
「ええ。そうなの。早いよー」
「淫乱エロ女なんだよ、こいつは。よく恥ずかしくないよなー。
うわっ、見てあれ。アソコぐっしょりだよ。信じられない」
力なく閉じようとする右膝が理沙の手で押さえられ、逆に限界まで広げられた。
「だめよ先生。見世物の分際で隠そうなんて」
四人の生徒達が笑い、頭を寄せ合って香織の股間を覗き込む。
「すっごーい。大人って感じだよねー。アップで撮っとこ」
「や、やめて」
「スケベ臭プンプン。なんか汁もずいぶん濃くなってない。本気で発情してるよ」
「ほら理沙。見やすいようにそっちのびらびら引っ張って」
「クリちゃん丸出しだー。気持ち良さそうだねー」
そこにフッと息を吹きかけられた。
「ひっ！」
「今ヒクッてなったね。おもしろーい」
桃子が何度も吹きかける。
「だめよ。そんなにしたらそれだけでイッちゃうかもよ
少し休憩させてから再開しよう。時間もあることだし」
香織は四人の生徒達の前で性的に昂ぶってしまった肉体を隠すこともできず、
侮蔑的な批評と嘲りの声を受け続けるしかなかった。
（見世物の分際…で…）
麗美の言葉がこだまする。
目を閉じても彼女達の笑い声がからみつく。
被せられているパンティからの匂いが惨めさを増した。
その惨めさにじわりと肉体が焙られるのを理解できぬまま感じていた。