丸岡 凛。さんの作品

【2年A組共有ペット:『母』高阪君枝『娘』高阪瑞穂(仮題)】(27)



娘のクラス全員が収まる集合写真の静止画が、画面越しの母に見せつけるかのように流れ続ける…
逝き疲れた母はソファから崩れ落ち荒い息遣いで横たわったまま、紅音の小水と自ら撒き散らした体液が染みる床に伏してそれを眺めた。

…恐らく紅音達に強制されたのだろうが、引きつったまま口角を上げ、泣き笑いで犬ポーズをする娘が哀れだった。
薄桃色の左乳首には校章と学校名、学年とフルネームが記された本来制服の左胸に付けるべき指定名札が…
生徒会長の芙美子が指差す右乳首には、先程無慈悲に装着された手製の個人情報タグ…自宅の詳しい番地名や電話番号まで記載され、
御丁寧に不特定多数の男性を誘う文言まで添えられている…

“…この姿が屋外で他人の目に触れたら、娘はどうなってしまうのだろう…興奮した見ず知らずの男性に襲われてしまうかもしれない
…いや、自宅まで押し掛けられて犯される可能性だってある…”

“…娘と共に誓約書にサインした私にも、この子達は同じ事を強いるのだろうか?…恥ずかしい毛を剃られ、ピアスや刺青を入れられた体を、
もし近所の奥様方に見られたら…そして旦那に知られたら…”

“…娘が帰宅したら、どんな顔で迎えどんな言葉を交わせばいいのだろう?…紅音は今日の私の恥ずかしい行為の全てを学校で言い触らすに違いない
…娘だけには、娘だけにはこんな淫らな…はしたない私を知られたくないっ…”

たった数十秒間に次から次へと浮かび消える絶望の未来…

そして長かった悪夢のビデオレターは終わりを告げ、タイトル表示に切り替わる。
未だ絶頂の余韻を引きずる君枝は、横たわる自分の傍らに紅音がしゃがみ込んでいる事にようやく気付く。

光沢のある黒いローファー、白のルーズソックスと褐色に日焼けしたふくらはぎの三点が鮮やかなコントラストで視界に入る
…ようやく紅音が土足で入ってきていた事に気付き、正気の戻ってきた自分を確認した…


『あーっ面白かったっ♪…どーだったぁ?あたしの編集センス、なっかなかのもんっしょー?w 
なんせ娘がいじめられてる映像観てー、オバサンてば2回もまじイキして潮噴いちゃってんだもーんw…だーいぶ愉しめたんじゃなーい??きゃははっ』

『とりあえずー、オバサンが誓約通りー、ペットとして紅音に従うんならー、…今日の恥っずかしーい出来事は瑞穂に内緒にしてあげるよ♪
…その代わりー、紅音が呼び出したらー、ソッコー駆けつけるんだよー?…ワカッタカぁ?』


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