R子さんの作品

告白3



「もう戻れないわよ」
 そう言うと、少女は体を一瞬ビクッと震わせた。
それでも、すぐに「はい」と小さくはあるがしっかりと返事をした。
まるで何かの決意を込めているように見えた。
 少女はこの女子中学に入学してまだ二ヶ月の1年生だ。
名前はまゆ子という。
学生らしいショートボブがよく似合っていて、顔立ちや体の線は、まだ幼さを残している。
小柄で、クラスでもあまり目立つタイプではない。
見た目はとてもおとなしそうで、繊細で、こんなところに呼び出そうものなら、
幼い子どものように泣きじゃくってしまいそうに思えた。
なのに、こんな状況でこんな顔できるなんて。
そういえば、一度教室の前を通りかかった時、この少女ははきはきした口調で教師の質問に答えていた。
強い子なんだと私は思った。
頭の回転も速いらしい。
 その少女を、私はこれから痛めつけるのだ。
元々おもしろそうな子だと思っていて、いつかこの子の外面を剥いでみたいと思っていた。
それが、こんなに早く実現するとは予想していなかったけれど。
 この学校に来て、生徒指導担当になって、今まで何人の生徒にそうしてきたことだろう。
はじめは学校の方針に従って嫌々ながらだったが、そのうちに段々と快感になっていった。
「一応、これから何をするか話しておくわね」
 保健室の壁掛けのプラスチックの線引きを取って、それでこわばっている少女の頬に軽く触れた。
「まずは・・・平手であなたの頬を打って、それからこれで、あなたの体を打つのよ」
 恐怖をあおる言い方をしたつもりだった。
なのに、まゆ子は少し唇をかんだだけでほとんど表情を変えず、
さっきと同じように「はい」としっかりとした返事をした。
それでもよく見ると、両膝がカタカタとふるえていて、体の横にたれた右手を強く握りしめている。
やっぱり動揺はしている。
でも虚勢を張っていられるだけ立派だと思った。

「はじめにね」
 なるべく優しげに聞こえるように、私は言った。
「制服の上下と、靴下を脱いで、下着だけになりなさい」
 こう言うと、少女ははっとしたように私の顔を見上げた。
まさか衣服を脱がされるとは思ってもいなかったのだろう。
思春期の少女にとっては、叩かれるよりもむしろそっちの方が辛いのかもしれない。
しかも、同じ場所に異性もいるのだから。
やはり、少女は自分をこの状況に追い込むきっかけを作った体育教師の目線を気にしていた。
「早く脱ぎなさい」
 私はせき立てるように言った。
「服を着たままじゃ叩きづらいし、恥ずかしさに耐えるのも罰のうちなんだからね。
あなただって、さっさと終わらせたいでしょう?」
 そう言うと、まゆ子は「はい」と消え入りそうな声で答え、ネクタイを外し、
それからブラウスのボタンに指をかけた。
ブラウスを脱いで床に置き、続けて靴下を脱いで裸足になる。
最後にスカートも取った。
白いシミーズとパンツだけになった少女は、かすかに頬を赤らめながら脱いだ衣服を軽くたたんだ。
まだブラジャーはしていないらしい。
「正座しなさい」
 私はそう言って、少女の膝元に一枚の紙とペンを置いた。
「この紙に自分の名前と、このことは誰にも言いません、先生方に迷惑をかけてごめんなさいと書きなさい」
「・・・はい」
 まゆ子はペンを取り、私に指示された通りのことを書いた。
元々はきれいな字を書く子のはずだが、体勢がきついのか、それとも動揺しているせいなのか、
字が震えてところどころ乱れていた。


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