R子さんの作品

手記(5)



「ゆか子さん」
 名前を呼ぶと、短パン一枚の姿にされたおさげ髪の少女は、同じ格好の部員達の列から前に出た。
 この日初めて練習に参加しているその少女は、体操部のルールに従って、
上半身裸、素足の格好になっていた。
さっきランニングを終えたばかりで、息をはずませて、こめかみや肩に汗がにじんでいる。
 やはり恥ずかしいのか、ゆか子は胸を両手で隠していた。
無理もない。
裸で練習するなんて初めてのことだろうし、ましてや12、3歳の思春期なのだから。
「これから二つ目の儀式よ」
 そう言うと、上半身裸の少女は明らかに不安そうな顔をした。
さっきは女子だけとはいえ、部員達の前で服を脱がされ、写真まで撮られている。
それだって、十分つらいことだったはずだ。
追い打ちをかけられた気分にもなるだろう。
 可哀想に・・・でも、年下の同性のそんな姿を見ていることは、私にとって最高の快楽なのだ。
「両手を、頭の後ろに組みなさい」
 ゆか子の今の気持ちを十分に承知の上で言った。
「はい・・・」
 か細い声が返ってきた。
また全員に見られている状況で裸の上半身を晒さなければならないのだ。
頬の赤らみがますます広がっていく。
 それでも、ゆか子は私の指示に従った。
本当に素直だ。それに我慢強い。
さっき自分で読み上げた「入部の誓い」を本気で守りとおすつもりらしい。
 わきと乳房があらわになった。
ゆか子は唇をきゅっと結んで、恥ずかしさに耐えているようだった。
少女らしい恥じらいが痛々しく、また美しくもあった。
 それは、私の加虐趣向をさらにかき立てた。
 私は、ジャージのポケットからメジャーを取り出した。
「これから、あなたの体の発育状態を調べるからね。まず・・・胸の周りを測るわよ」
 ゆか子が少し戸惑った顔をしたので、
私は「前にも言ったけど、
胸の大きさによっては激しい運動の時スポブラの着用を許可するって言ったでしょう? 
あなたの大きさではたぶん必要ないと思うけど、一応測らなきゃ不公平だからね」と説明してあげた。
 たぶん、今の説明は余計に恥ずかしさをかき立てるものだったのだろう。
「は・・・い・・・」とさっきよりも弱々しい声が返ってきた。
 ゆか子の背中にメジャーを回して両端を胸の部分で合わせ、アンダー、トップと順に測っていった。
「アンダーが63、トップが75ね・・・うん、やっぱりまだスポブラは必要ないわね」
 私は冷たく言った。こういう言い方が余計に羞恥心をつのらせることを知った上で。
「ゆか子ちゃんのおっぱい、かわいい!」
 3年生の部員の一人がからかうように言った。すると、別の3年生もつられて言った。
「まだ小さいけど気にしないで! これからもっと大きくなるよ」
「ブラもかわいいよ。後で見せてね」
 ゆか子はうつむいて、また頬を赤らめた。
本人達に悪気はないかもしれないが、これは立派ないじめだ。
必死で羞恥に耐えている後輩をさらに苦しめている。
だが、私はそれをいつもあえて黙認している。
自分だけが悪者になる気はなかった。
 一方、1、2年生は多くが顔を伏せたり、目線を逸らしたりしている。
自分達も何度か同じようなことを私にされているから、そのつらさを思い出してしまうのだろう。

 恥ずかしさに耐えかねたのか、ゆか子が両腕を下ろして胸を隠そうとしたので、
私は「まだ腕は下ろさないで。そのままで」と冷酷に言った。
 可哀想に、ゆか子は一瞬ビクッと体をふるわせた。
その両肩に、私は正面から自分の両手をのせた。
少女の皮膚はランニングの直後ということもあってか、ほんのりと温かかった。
その肌に自分の指を滑らせるように下の方に移動させて・・・
私は、少女のピンク色の乳首に指先で触れた。
「あっ」
 ゆか子は小さく悲鳴を上げた。


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