R子さんの作品

手記(6)



 思わぬ刺激に驚いたのか、ゆか子は「あっ」と悲鳴のような声をもらして、身を引くように体を揺らした。
「動かないで!」
 それでも、私が怒鳴るように言うと、少女は従順に言われたとおりにした。
それをいいことに、私は・・・指先を小刻みに動かしたり、強くつまんでみたりして、
少女の乳首をいじくり回した。
未発達な乳首は、それでも刺激を加えられて、隆起していった。
 ゆか子は、はじめのうちは唇をいっそうかたく結んで刺激に耐えていた。
だがそのうちこらえきれなくなったのか、「んっ・・・くぅ・・・」と声をもらし始めた。
 次に、私はまだ小ぶりな乳房を左右両方ともつかんだ。
またびっくりしたように、ゆか子は「んくっ」と声をもらした。
「乳房の発育状態を見るからね・・・ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね」
「えっ・・・あ・・・はい・・・あっ」
 私は、少女の乳房をもみ始めた。親指に力をこめて、強く押した。
「んん・・・んくぅ・・・」
 ゆか子は苦しそうに顔をゆがめた。
この刺激を快感に感じるには、少々幼すぎるようだ。私はそれでもかまわず、乳房をもみ続けた。
 未成熟な分、成熟した状態で同じことをされるよりも痛いのだろう。
そのうち、「んん・・・ああっ・・・い、いたい・・・いたいです・・・」と苦痛を訴え出した。
 私は、また冷酷に言った。
「我慢しなさい! これは試練よ。あなたが体操を続けていくために乗り越えなきゃいけない試練なの。
こんなのまだ軽いわよ。これぐらい耐えなさい!」
「はっ、はい・・・」
 そうして、四、五分くらいは乳房をもみ続けただろうか。
私が手を離すと、ゆか子は大きくよろけて、前に両手をついた。
「ほら、何をしてるの。みんなこれくらい耐えたのよ。あなたもしっかりして、立ちなさい!」
「は・・・い・・・」
 そう答えて、ゆか子はどうにか立ち上がった。
そして、まばたきをすると、一しずくの涙がこぼれ落ちた。
呼吸がかなり乱れている。上気したように、顔が赤かった。
「ごめんなさい・・・だい、じょうぶ・・・です」
 苦しそうな顔で、それでも少女は、健気に言った。
 ふふっ、本当にいい子ね・・・。もっと、もっと・・・痛めつけてみたい。
どんな顔するか、見てみたい・・・。そんなふうに私は思った。
 やはり、私はどこか狂ってしまっているようだ。この学校に来てから・・・。

 この学校の人間は、教師も生徒もどこか病んでいると思う。
中高一貫の女子だけの私立校という見た目の華やかさとは裏腹に、この学校は教師の体罰、
生徒同士のいじめが横行していた。
 私がこの学校に赴任した年、体操部では顧問の女性教師から生徒への体罰が日常茶飯事だった。
その教師は30代後半のベテランだったが、部員のちょっとしたミスをあげつらっては、
女性とは思えない暴力をふるっていた。
 当初は副顧問として体操部に関わった私に、その女教師は言った。
「こうでもしなきゃ、あの年代の集団をまとめきれないのよ」
 私は、その女教師の言い分に納得してしまった。
どうせこの学校は病んでいるのだ。
まともな指導をしてうまくいかなののなら、体罰でも何でもするより仕方ないじゃないか・・・
そう思ってしまったのだ。
 そして、私も体罰をするようになった。
はじめは指導のためだけのつもりだった。
だが、そういう日々を過ごすうち、私はいつの間にか、
生徒を傷つけること自体に快感を覚えるようになってしまった。
 2年前、正式な顧問になってから、私は1,2年生を裸で練習させることを考え出した。
女子には痛めつけるより、はずかしめを与えた方が効果があると思ったのだ。
そして実際に部員達にそう命じると、すでに絶対服従の関係が作られていたためか、素直に従った。
誰も私を咎めなかった。
それどころか、同僚の教師達の中には「どうしたらここまで素直に言うことを聞かせられるのか」
と感心する者もいた。
 この学校の人間は病んでいるのだ。
もちろん私も。


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