山女さんの作品


連載小説『MOMO' Passion』第十四回 

あいつらに呼び出されるようになって一月が経ち、ある夜、私がもう後戻り
できなくなっていることに気づいた。
 主人のアレに、愛おしさを感じなくなっていたのだ。
口にするのもイヤになっていた。なんでアレが愛おしかったのか、
さっぱりわからなくなった。前は精液さえ、悦んで飲んでいたのに。
「中でイっていいよ」
 その方が面倒くさくなかった。
結婚して3年、そろそろ妊娠してもいいかと思っていた。
 それに、主人に抱かれるときも、頭の中ではいつも虐めのことを考えていた。
 一昨日の虐めも酷かった。
 私たち3人で三角形の大股開きを作るようにそれぞれ他の二人と足首でつながれ、
その中に入った連中3人が、ライターで焼いた針を、私たちの敏感な部分に当てる
のだった。
はじめは足の付け根。
それから襞の……私たちは恐怖に声も上げられず、そして自分が熱さに脚を閉じると、
それが他の二人の脚を広げることになる気遣い……私たちは互いに握りしめた手を
さらにしっかりと握り合い、堪えているのだった。
「脚を閉じたいだろ、閉じろよ」と聡美は私たち一人一人の耳元でささやくのだった。
それでも閉じることが出来ず、ひたすら屈辱と痛みに耐える、この快楽!
 そう、もはや快楽なのだった。麻薬のような。
 私は虐めを思い、あの熱さを思い出すことで、やっと主人と交わることが
出来るのだった。もはや、主人だけでは濡れることはないだろうと思った。
(続く)

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