山女さんの作品


黄金の月日(第九回)


 次の昼近く、寝袋から出て、私たちは裸のまま食事を作り、自分たちの分を食べた。
そして昼過ぎに3年たちが起きてきて食事を取るのを、メグミは土下座して待っていた。
私もそれにならった。
「今日も虐めて欲しいか」
 元3年は言った。
 はい、とメグミは言った。
「そっちの犬は」
 はい、と私は答え、自分の答えに驚いた。
 よし、と元3年は言い、
「ちょっと早いがショーにするか。メグミ、こいつをイかしてやれ」
 え? とメグミは一瞬とまどったようだった。
「驚くことはないだろ、お前がいつもそこで一人でしてることを、
新入りにしてやれってだけの話だろ。
新入り、そこに仰向けに寝ろよ。
メグミが気持ちよくしてくれるぜ」
 私はよくわからぬままに仰向けになり、メグミの愛撫を受けた。
オナニーさえしたことのない私は、胸や、草むらの奥に潜んでいた感覚に驚きながら、
メグミに翻弄された。
どうして声が出るのかわからないうちに、体が硬直して、どこかから突き落とされた
ような感覚に、自分がどうなったかわからなかった。
 メグミは私に、
「ケイコ、あなた、イったのよ」
 そう言って、私の手を私自身に触れさせた。
「濡れてるでしょ」
 私は息を整えながら頷いた。3年の一人は、
「カップル誕生だな。まずはダブルオナニーから始めるか。
まずメグミ、おまえもう、たまらなくなってるだろ、したくて」
「…はい」
「見て欲しいんだろ、イくところを」
「はい」
「このド変態!」
「はい、私はド変態です」
 そう言って、メグミは自分の胸をまさぐり始めた。
そして手を茂みに持っていこうとした。
「まだだよ」
 3年の一人が止めた。
「まだ気分が出てないだろ」
「ああ、お願いします、さわらせて下さい」
「まだだって言ってるだろ」
「お願いです、もう我慢できないんです」
 メグミは胸を両手でまさぐりながら、膝で歩みつつ、一人一人に、
許しを請うのだった。
「ああ、させてください」
「まだだよ」
 しつこいくらいの拒否が続き、やっと許しが出ると、
「ああ、幸せです、オナニーを許してもらえて、本当に幸せです」
 そういってメグミは仰向けになり、草むらをいじり始めた。
「今日も虐めて欲しいんだな」
「ああっ、そうです」
「犬として徹底的に虐めて欲しいんだな」
「ああっ、そうです、死ぬほど虐めて下さい」
 そして聞くに堪えぬみだらな言葉を浴びながら、メグミがあきらかに
イきそうになったところで、3年の一人が、
「ストップ」
 メグミはまた3年に土下座して回り、
「あそこをさわらせて下さい、オナニーさせて下さい」
 これをずっと繰り返したのだった。
 メグミがイクのを許されたとき、もう夏の陽が暮れかけていた。
 それまでの数時間、虐めるのにも飽きた3年生たちに捨てられたまま、
メグミは一人で床をのたうっていたのだった。
 元3年は、
「あ、忘れてた」
 そう言って、
「イけよ」
 脚でメグミを小突いた。
「ありがとうござい、ま、す」
 メグミの体が弓なりになり、そしてどさりと崩れた。
私以外、誰も見ていなかった。

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