山女さんの作品


変態学生ユミ2 


前号までのあらすじ:這々の体で教室から逃げ出し、トイレに駆け込んで事なきを
得、部室に置かれていた服を着た二人。

次の日、浣腸レースがドロンとなったので、今度は、工学部学生のある発明の
実験を兼ねたレースが・・・)
 授業が始まって5分たち、私の隣に坐っている彼女の体が小さく震え、
苦悶とも快楽とも知れぬ表情を一瞬うかべてうつむきました。
それを見て、大教室で授業を受けている百数十人の学生のなかに紛れ込んだ、
グループの男の子たち、そして女の子数人から忍び笑いの声が起こりました。
 先生はと言えば、自分の下らない冗談がウケたのかと思いこんでご満悦の様子です。
 と、私が冷静でいられたのもほんの短い間でした。
 私の方にも、ついに、来たのです。工学部の女子学生たちが作ったという、
マイコン制御の大人のオモチャが、ついに私の快楽の壺を押さえてしまったのでした。
 昨夜見せられたときは、何でもないゴムの拘束具に見えたのに、
サイズをきちんと測られ、装着され、動かされてみると、その絶妙さは想像を
絶していました。
「はい、肛門から膣までは・・・センチ・・ミリね。じゃあ、膣からクリトリスの
頂点までは・・・乳頭から乳頭は・・・」などと、昨夜、実験動物のように、
彼女と二人、女子学生たちに恥ずかしい部分のサイズを測られ、
「明日、これを着けて授業を受けて貰いますから」
 見せられた器具には、二つの細長い突起と小さな吸盤がついており、
スイッチを入れると、それぞれが、くねったり、ふくらんだりしぼんだり、
隠微で不思議な動きを始めるのでした。
「胸にはこれを」
 それにも大きなゴムと、ちょうど乳首の当たるところには小さな吸盤が。
「ちょうど30分後にオルガスムを迎えるようにセットします。
すると、最初の5分はランダムにそれぞれの個所を、それぞれランダムな方法で
刺激します。
それで、センサーが、筋肉の締まり具合や濡れ具合を調べてデータを収集して、
そして五分後からは、コンピューターがそのデータを元に、25分後にきちんと、
どんな状況下にあっても、オルガスムを迎えることが出来るように、
あなた方一人一人にあったプログラムを編み出し、組み立てて、一斉に刺激して
くるはずです」
「どんな状況下でも・・・」
「だから明日、これを着けて授業に出て貰うのです。
授業中に二人ともイケれば。この試作品をネットで売り出します」
「かならずイケるバンドってか?」
 と男の子がちゃかしました。
「そうよ。イクかイケないかって、けっこう女の子には大きな問題なのよ。
イク感覚だけでも掴んでみたいってコ、結構いるんだから。
これだったら、両手を空けたままで、エッチな本を読みながら寝ころんでても、
体の全部の個所を刺激できるのよ。セックスでも出来ないことを、よ。
これはきっと売れるわ」
「だったら、もっと、こう、極太のバイブを二穴に入れて、ガンガンやったら・・・」
「それが男の発想よ。そんなの自分の貧弱さを埋めようとしてるだけじゃない。
女の子が欲しいのは快楽であって、男のメンツじゃないの。
これはね、男の思いこみを全部排除して、女の子が女の子の快楽追求のために
作った最高のマシンなのよ。明日になればわかるわ。必ず、授業中、
みんなの前で、この二人をイカしてみせる」
 もはや女のメンツと化したそのマシンが、私と彼女を本格的に責め始めたのは、
授業開始から7分後でした。
 中学に入ったときから覚えていたあの小さい芽の鋭い感覚・・・
 セックスで覚えたあの湖の深い感覚・・・
 最近責め立てられて覚え始めた奥の奥の薄暗い沼の・・・
 そして優しくほぐすように、時には強く吸ってくる胸の・・・
 すべてが、私の快楽の壺を押さえ、やわやわと、けれど少しも休むことなく、
二十数分後にたどり着くべき絶頂へと、私を追い立てていたのです。
 彼女を見ると、もう目はすっかりうつろになり、そして見たくなかったのですが、
半開きになった口の端から一筋の光る線が、顎を伝い、机の上にまで伸びようと
していたのです。
 そして必死に我に返ると、先生は課題を黒板に書き、出席番号で当てて
答えさせようとしている所でした。
「当たらないで!」と祈りながら、突きあげてくる快楽に、
声を出しそうになる私でした。

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