ゆうあ さんの作品

危険な快楽


「やっだぁー。心ってば、感じてるのぉ?キモー!」
そう言って私の乳首をねじってるのがブリッコのみゆ。その周りを興味深く、男子が見ている。
女子は汚い物を見るような目で、ひそひそ話をしている。だれも助ける気がない。
何故こうなったかと言うと・・・・。
ここは、6年2組の教室。
このクラスは私(心)を中心として動いている。
2組の秋野心が男子にモテているという噂がかなり評判だった。
その噂はもちきりで、私の耳にも直接届いていた。
理由は美人だからとか、勉強も運動もできるからとか、クラスのリーダーだからとか、理由はさまざまだ。
でも、そんなもの私にはどうでもよかった。
別にモテてるから自慢しないし、クラスの中心になってるのは別に好きでなってるのではない。
他の生徒が私に頼ってくるのだ。
だから仕方なくしてる、そんな感じだ。
勉強だってまだ小学生なんだから、ちょっと予習・復習すれば簡単に分かる問題ばかりだ。
分からない奴が馬鹿なだけ。
私はそう考える。
でも、そんな私を妬む生徒がいた。
それはみゆと可奈子、それにカンナだ。
この3人グループは私の事を前々から嫌ってたのは知ってた。
でもそんな事どうでもいいし、今は私立の中学の受験勉強で頭がいっぱいだ。
ブリッコなんてほっといたらいい。
私はそう考えた。
ある日、この3人グループから嫌がらせの手紙が来た。
さすがにこれには私も驚いた。
あの3人はただ裏で悪口言ってる、脳なしだと思ってたから。
その手紙を私は恐る恐る読んだ。
「いつも威張っている完璧主義者へ。
この手紙を読んだら、すぐに体育館の倉庫へ来い。この事を先生にチクッたら、お前をいじめる。
ざまあみろ。この前の仕返しだ。    みゆ 可奈子 カンナより。」
やれやれ、あいつらがこんなに馬鹿だったなんて・・・。想定外だな。
心はふぅっとため息をつくと、紙をくしゃくしゃに丸めてごみ箱へ投げた。
紙はごみ箱の淵に当たって外れた。
心は軽く舌打ちすると、紙を拾って、今度こそ完璧に紙をぐしゃっとゴミ箱へ入れた。
ゴミ箱へ入れてつっこんで汚れた自分の手を、心はじっと見つめた。
「昔から何故、私は女子に妬まれるのだろう?」心はそっとつぶやいた。
それにしても、「この前の仕返し。」と書いてあったが、何の事だろう?私はあいつらに何かした覚えはない。
心は、先生に言うのが面倒に思ったので、あの3人グループの元へ行く事にした。
何で私があんたらにここまで嫌われなくちゃいけないのか、
この前の仕返しとは何か、この2つの事をどうしても知りたくなった。
あいつらに落とし前をつけてやろうと、私は体育館倉庫へ向かった。
これから地獄の日々が始まることを知らずに・・・・・・。

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